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『ルパンの娘』祖母役の「どんぐり」霜降り明星と同期だった

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.08.22 16:50 最終更新日:2019.08.22 16:50

『ルパンの娘』祖母役の「どんぐり」霜降り明星と同期だった

 

 深田恭子が主演する『ルパンの娘』(フジテレビ系)で、伝説の鍵師である祖母役を演じるのが「どんぐり」だ。59歳なのに、子供がそのまま大人になったような姿で、一度見たら忘れられないインパクトを放っている。

 

 どんぐりがメディアに取り上げられるようになったのは、映画『カメラを止めるな!』のプロデューサー役がきっかけだった。出演シーンはわずかだが、関西弁で無茶振りする場面で、観客の心を掴む。

 

『カメ止め』には本名の竹原芳子で出演していたのだが、いきなり芸名を「どんぐり」に変えてしまい、周囲は困惑したという。

 

 

 このあたりの事情を、本人は2018年12月8日放送の『有吉反省会』(日本テレビ系)で、「お年寄りからお子さんまで覚えていただける、わかりやすい名前にしました。人の名前ってなかなか出てこない」と語っていた。

 

 番組では有吉弘行が「確かに竹原芳子より、どんぐりっぽい」と絶賛していたが、実は「どんぐり」という名前は突然思いついたわけではない。かつて、アマチュア落語家「西天満亭どんぐり」と名乗って、老人ホームなどを慰問していたのだ。

 

 短大卒業後、証券会社に入社したどんぐりは、40歳で裁判所の臨時事務官に転職する。ところが、話下手だったため、話が相手にうまく伝わらない。そのため、話し方教室に通ったのだが、ある日、先生が落語の授業をしてくれたことで、落語家を目指すようになった。

 

 50歳のとき、NHK大河ドラマの信長が殺されるシーンを思いだして、なぜか吉本総合芸能学院(NSC)に入所。その理由を、毎日新聞(6月14日)のインタビューでこう語っている。

 

「織田信長が人生50年って、火の中で舞う場面です。自分が信長だったらもう死んでいる。このままでいいんかなと」

 

 吉本の同期には「コロコロチキチキペッパーズ」や「霜降り明星」がいる。まだまだ芸人としての経験は浅いのだ。

 

 2017年、映画の舞台挨拶を見て、今度は映画に興味を持つ。思わず映画のワークショップに申し込み、それが『カメ止め』への出演につながった。

 

 前向きなどんぐりは、ツイッターやインスタグラムも大活用している。8月14日には、インスタに深田恭子とのツーショットを公開。

 

《女神が舞い降りた!? 美しき華ちゃん(深田恭子さん)!!!婆ちゃん、幸せ》

 

 インスタ投稿の終わりは、たいてい「今日も最高 私って最強」などの言葉で締めくられる。

 

 インタビューでは「年とっても結婚してなくても楽しく生きていける、と思ってもらえるような中高年の星になるのが夢」と語っているが、その前向きな姿勢に、共感するファンが多いのだ。

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