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フィフィ「英会話は全然ダメだった…文法は完璧なんだが」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.08.24 16:00 最終更新日:2019.08.24 16:00
コメンテーターとして、歯に衣着せぬ発言で知られるフィフィが、若手芸人の登竜門番組『東京オーディション(仮)』(TOKYO MX)のワンコーナー「ネイティブキャンプ」に登場した。
エジプトから日本に移住したのが2歳。大学を卒業し、帰国後、カラオケ会社に就職するも、タレントとして活動を始めた。
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「コメンテーターの仕事をしていると、国際情勢に敏感でいなきゃいけないと思うんです。いろんな国の情勢を聞くには、その土地に住んでいる人に聞くのが一番いいですよね。
だから、英語は重要なんですけど……留学でフロリダとニューヨークにいましたが、文法は完璧でも日常的な英会話は全然ダメでしたね。
見た目から、英語ができて当たり前と見られることも多いですが、日本で暮らした年数のほうが多いので、英語やアラビア語ではなく、日本語で育ったんです。
留学先では、完璧な文法よりコミュニケーションを求められることの方が多かったです。発音なんて気にせず、言いたいことを言えばいいんです」
やはり、英語と離れた生活をすると、とっさに使いたい英語が出ないこともあるという。それでは、コメンテーターとしての仕事はどう考えているのだろうか。
「じつは、一昨年までお笑い班にいたんです。今はコメンテーターとして出ていることが多いですが、最初はどうしても『フィフィ』というキャラクターを確立させるため、ある程度過激な発言は必要だと考えていました。どんどんコメントして、爪痕残してインパクト与えなきゃって。
バラエティタレントからコメンテーターになったら、何か言ってくれるんじゃないかと期待されるじゃないですか。自分が表に出て発言するわけだから、いろんな人から自分に対して厳しい意見があって。心に余裕があればいいですけど、どうしても傷ついたり凹んだりしちゃいますよね。
でも、考え方を変えて、『朝早くから文句を言う人も気にしてくれてありがとう』って思うようにしたんです。この仕事は、何も思われないのが一番残念だと思っていて。
嫌いだの言われても、その人の記憶に残っていることだけでもよしとしなきゃと。それでも応援してくれる人がいると信じて。文句を言いながらもフォローしてくれる人もいるので、ありがたいと思っています」
所属事務所でもあるサンミュージックが去年50周年を迎えた。フィフィにとって事務所との関係はどのようなものなのか。
「サンミュージックは社長が『ファミリー』だと常日頃から言っていて、家族のような温かさがあるんです。社長室の前を通って『社長!』って声をかけると、『入っておいで』と、迎え入れて一緒に写真を撮ったり。
社長が現場に来てくれることもあって、『いつもご迷惑かけてすみません』って謝ったら、『フィフィみたいなタレントがいてもいいんだよ』と言ってくれたのが一番嬉しかったです」
芸能界で生き残るためにも、しゃべり方や表現の仕方を勉強することが重要だと考えている。ただ過激なことを言って誰かを攻撃するだけでは、未来がないこともわかっている。
「私は、人間だし失敗してもいいと思うんです。いろいろと失敗しながら思ったのは、失敗は誰にでもある。その失敗を素直に認めて次に進んでいく姿が一番大事だと思うんです。
下手に隠したり繕ったりしないで、人の失敗を見て学ばなきゃいけないですよね。
私も親として、子供にはある程度自由にやらせてあげて、もし何か失敗したり助言を求めてきたときは、こうしたらいいと決めつけるのではなく、一緒に考えるようにしています。
それが子供の成長だけではなく、親として成長させてくれているんだと、感謝しながらの毎日です」