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佐野史郎、「冬彦さん」木馬に27年ぶり騎乗「許さないぞ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.09.09 20:00 最終更新日:2019.09.09 20:00
佐野史郎が9月6日放送の『爆報!THEフライデー』(TBS系)で秘話を語った。
俳優業のほかバンドでも活動し、7月26日には「FUJI ROCK FESTIVAL’19」に森野山川BANDのボーカル・ギターとして登場。BOWWOWのギタリスト・山本恭司ら名うてのメンバーと共演した。
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佐野といえば、1992年放送のドラマ『ずっとあなたが好きだった』(同局系)で演じたマザコン男・冬彦さんが強烈なインパクトを与え、最終回の視聴率は34.1%を記録。
そんな冬彦さんを象徴するシーンの1つが、木馬にまたがって、妻との離婚を拒絶するシーン。
佐野は「リハーサルでは木馬はなくて、収録日にスタジオでセットにあった。あったら乗るしかない……」と急に乗ることになったという。
そんな佐野から「あの木馬ってどうなったんですかね?」との言葉が出て、番組で追跡を行った。
木馬は、昨年亡くなった津川雅彦さんが創業したおもちゃ会社・グランパパから借りたものだった。
その担当者に話を聞くと、福島県のカフェに飾られているという。その店でオーナーに話を聞くと、木馬は大切にディスプレイされ、「話題になるように100万円で買った」とのことだった。
そんな木馬がスタジオに登場して、佐野は「感慨深いものがある」と目を細めた。27年の時を経て佐野が再びまたがると、冬彦さんの演技で「こんな企画考えやがって許さないぞ!」と絶叫していた。
佐野はいまだに冬彦さんの話をされることに『週刊朝日』2018年7月27日号で「誇りに思っていますよ」とコメント。
劇団「状況劇場」時代、唐十郎から「役者っていうのは、一生に一度出会える役があるかどうかだ」「時代と寝なきゃダメだぞ」と言われたという。
「そのころはなんのことだか実感がなかったですが。なかなか経験できないことでしたので、役者冥利につきました」と振り返っていた。
固定のイメージがつくことを嫌がる役者もいるが、イメージが付けば次に別の役を演じればギャップが生まれ、それがまた演技の味わいになっていく。俳優のほか、バンド、朗読なども行い、佐野は充実した日々を送っている。