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柄本明、志村けんとの共演はアドリブだらけで「地獄だった」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.09.18 20:00 最終更新日:2019.09.18 20:00

柄本明、志村けんとの共演はアドリブだらけで「地獄だった」

 

 9月15日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に、俳優の柄本明が出演。共演歴の長い志村けんとのエピソードを語った。

 

 柄本は俳優として45年間にわたって活躍しているが、コメディアンとしての顔も持つ。志村とは、32年前の『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』(TBS系)から共演を繰り返しているが、収録現場は「怖かった」と振り返る。

 

 

「台本が設定だけ。(設定は)電話して『ちょっとマッサージお願いしたいんですけど』って言う。それでマッサージを待ってると、志村さんがやってくる。設定はそこまで。あとはおまかせ。それが地獄だった。

 

 この人はどれぐらいの腕なんだろうって、(志村さんから)腕試しされているような。いやぁ、怖かったですね。ほんとに怖かった」

 

 一方、番組には志村もVTR出演し、当時、柄本にオファーした理由について、「この人を、実際そばで見てみたいっていうのがありまして。笑いをやるには、すごい得な顔じゃないですか。だから僕、思うんですよ。『ちょっと欲しいな、その顔』って」と話していた。

 

 そんな志村のフリに対し、アドリブで切り返した柄本には、志村から定期的なオファーが来るようになった。いまでは、志村と柄本演じる年増芸者が変顔でクダを巻く「芸者コント」が人気作品になっている。

 

 志村はVTRで、「芸者コントは、本番であの顔になったの。(リハーサルで)合わせるたびにどんどん顔が変わっていく」と裏話を語っていた。これに関しては、柄本も2006年の本誌取材でこう明かしている。

 

「あの芸者のネタ、実は僕の案なんです。実現したときは嬉しかったですね。それと、僕が鼻の下を伸ばす顔と、志村さんのアゴを突き出す顔は、本番10秒前に作ったんですよ。直前に小さい声で僕が『この顔でいきます』って言ったら、志村さんも『わかりました。じゃあ僕はこの顔で』って。あれがスタジオでウケましたね」

 

 柄本は本誌に「志村さんと共演できるって、この商売やっててよかったなぁと思うくらいのこと」と語っている。今後も、『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)で姿を見ることができるだろう。

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