エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

『時効警察』オダギリジョー、久しぶりのドラマ主演で存在感示す

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.10.01 20:00FLASH編集部

『時効警察』オダギリジョー、久しぶりのドラマ主演で存在感示す

 

 昭和から令和へと時代が変わっても、すべてのドラマ制作者が変わらず一喜一憂するのが視聴率だ。テレビ局もスポンサーありきの一企業。数字は嘘をつかない、結果がすべて。数字が取れなければ、視聴者を置き去りにしての途中打ち切りもやむを得ない。

 

 2012年4月にオダギリジョーが主演した連続ドラマ『家族のうた』(フジテレビ系)もその憂き目を見た。初回は6.1%だったが、3.6%、3.4%と下がり続け、第4話で3.1%を記録。このため、全11話の予定が3話削られ、8話で打ち切りとなってしまった。

 

 

 このときネットでは『打ち切りジョー』と揶揄され、以後、オダギリジョーは打ち切り恐怖症になったとも噂された。

 

 そのオダギリジョーが、9月29日、『時効警察・復活スペシャル』で主演を務め、再び存在感を示した。これは10月11日から始まる連ドラ『時効警察はじめました』(テレビ朝日系、金曜夜11:15~)に先立って作られたスペシャルドラマで、オダギリの役どころは、時効になった事件を “趣味” で捜査する男・霧山修一朗。

 

 2006年1月クールの『時効警察』、2007年4月クールの『帰ってきた時効警察』に続くシリーズ第3弾だ。

 

 ストーリーは、FBIに出向していた霧山が、12年ぶりに古巣の「時効管理課」に戻ってきたところから始まる。

 

 霧山が時効になった事件を交通課の三日月しずか(麻生久美子)とコンビを組んで “趣味” で調べ、真相を突き止めるも、最後は「誰にも言いませんよ」カードを犯人に手渡すのがお決まりの展開。

 

 スペシャルでは、『凪のお暇』でスナックのママ役を演じ、好評を博した武田真治に、71歳にして40代の肉体を持つ男、美魔王藤原を演じさせ、武田の持つ肉体美も存分に見せてくれた。

 

 ネットでは「やっぱり時効警察最高」「新シリーズが楽しみです」と評判は上々。視聴率は9.2%と二桁に届かなかったものの、ドラマウオッチャーの晴川日月奈氏も『時効警察はじめました』でオダギリジョーのテレビドラマ完全復活を期待している。

 

「2012年以降、映画を中心に活動していたようで、テレビでは目立った活躍がなく、残念に思ってました。『時効警察はじめました』で再ブレークして、どんどんテレビにも出てほしいです」

 

 そのためにも視聴率を二桁台に乗せたいところだが、どうすればいいのか?

 

「私服のオダギリさんはモード系で近寄りがたい雰囲気ですが、霧山は髪ぼさぼさの眼鏡男子で、しゃべり方もすごく穏やか。ちょっとボーッとしていて、母性本能をくすぐるタイプ。キャラはできているので、後はそれぞれのストーリーをどれだけ面白く作れるかですね」(晴川氏)

 

 メインの脚本・監督は、第1シーズンから引き続いて三木聡が務める。脱力系でシュールな笑いが得意だが、2018年に公開された映画『音量を上げろタコ!何歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は、あまり芳しい興行成績ではなかった。

 

「複数の脚本家がスタッフに入っていますが、個人的には、映画『勝手にふるえてろ』の大九明子監督が女性目線でメジャー感ある話を作ってくれることに期待しています。それから、ドラマ『勇者ヨシヒコ』の福田雄一監督が参加しているのも楽しみです」(晴川氏)

 

 米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』、水谷豊主演の『相棒 season18』とともに、『時効警察はじめました』がテレビ朝日10月期ドラマを支えることに期待したい。

続きを見る

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る

エンタメ・アイドル 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事