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山田ルイ53世「一発屋芸人に学ぶネット社会の生き方」語る
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.02 11:00 最終更新日:2019.10.02 11:00
山田ルイ53世が、9月29日放送の『Speech!~スピーチNo.1決定戦~』(テレビ東京系)で、「一発屋芸人に学ぶネット社会を上手に生き抜く方法」を明かした。
山田が地方で営業を終えてエゴサーチしていると、「髭男爵、こんなド田舎に来ないと仕事がないらしい(笑)」と書かれてあったという。
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「腹は立たない」と言いながら、「彼のために言いたい。『髭男爵をディスる(非難する)ために自分を育ててくれた故郷をけなしてメリットあるか?』」と問いかけた。
さらに「厄介なのは、一発屋芸人を利用して、自分の所属するコミュニティでのヒエラルキーを上げようとするヤツ」と主張。
SNSに、髭男爵のステージを見かけた報告をしつつ、最後に「まあ私は見ませんけど」と否定することで、マウンティングするような書き込みがあったという。
山田は「つぶやく必要あります?」と指摘しつつ、「髭男爵をスルーできたぐらいの手柄で褒められるようなコミュニティからは、一刻も早く抜け出しなさい。一発屋芸人をディスる時間があれば、自分の人生を見直して」とアドバイス。
総括として「SNSは人間性の高速道路。SNSは普段の会話より、アクセル踏みがち、スピード上げがち」とネットリテラシーのあり方を問題提起。「一発屋芸人をディスるような、厳しい目を自分の人生に向けることできますか? どうか安全運転で」と締めくくっていた。
ツイッターでは、山田の顔写真を使って「ルイ54世」を名乗る偽アカウントが出現。7月には、参院選で重度の障害がある「れいわ新選組」の議員2名が初当選したニュースについて、山田本人とまったく異なる意見を主張していた。
この件に対して山田は、7月25日に「他人に対して失礼で、敬意に欠けたツイートに自分の画像が添えられるのは不本意ですが、今後は事務所が対応するとのこと。お任せしました」と注意喚起。
山田は前述の議員たちの話題もからめ、「始める前から、『ちゃんと出来るの?』などとハードルを上げるような論調自体が、すでにバリアで、フリーではなく、理不尽で傲慢だなと思います。出来る環境をつくればいいのでは」と持論を展開。「『山田ルイ53世』としては誰でもルネッサンス出来る社会の方が好みです」とつづっていた。
山田は自著『一発屋芸人列伝』で「第24回 編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞。芸人ならではの視座から現代人の倫理観を考察している。