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女優をやめようと思ったのに…高岡早紀を支えた深作監督の言葉

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.05 06:00 最終更新日:2019.10.05 06:00

女優をやめようと思ったのに…高岡早紀を支えた深作監督の言葉

 

 愛する男のために、なりふりかまわない行動をとる女性――。そんな鬼気迫る役を、新ドラマで演じるのが高岡早紀(46)だ。一時はつらくてやめそうになったという「女優」という仕事を、今でもやめられない理由とは。

 

「私のまわりにリカみたいな女性がいたら、近寄りたくないし、まったく関わり合いたくないです(笑)」

 

 

 10月5日スタートの大人の土ドラ『リカ』(東海テレビ・フジテレビ系)で主演を務める高岡は、自らが演じる主人公「雨宮リカ」という人物についてこう話す。

 

 第2回ホラーサスペンス大賞を受賞した五十嵐貴久のベストセラー『リカ』シリーズを原作として、2部構成でドラマ化。第1部では、病院に勤務する看護師のリカが、愛する医師の大矢昌史(小池徹平)を手に入れるため、手段を選ばない恐怖のストーカーと化していく……。

 

「本当に、どう理解していいのかわからない人間で……。どこかしら共感できる部分を見つけていかないと、役を演じられなかったりするものなんですけど、その共感できる部分がないんです。

 

 それで、なかなかリカという人物が私の中に入ってこなくて、どこから取り組めばいいのか、すごく時間がかかりました」

 

 そんな「難役」を、高岡は最終的に、どのように解釈したのだろうか?

 

「ひと言で言うと『純愛モンスター』。打ち合わせのときにこの言葉が出てきて、すごく腑に落ちました。相手に対する思いが、すっごくピュアで、まっすぐでしかないんです。愛する人しか見えていないので、そのまわりの邪魔者には消えていただくという……。

 

 でも誰にでも、愛する人のためならなんでもしてあげたい、という気持ちはあると思うんです。そこは唯一、共感できる部分なので、その気持ちを拾いながら、演じています」

 

 そう聞くと、ドラマも息詰まるシーンの連続のように思えるが、本誌が撮影現場に密着した日は、意外にもほのぼのとしたシーンの撮影が続いた。高岡も「こんなシーン、今日だけかも」と笑いながら、撮影に臨んでいた。

 

「男性にとって、リカは絶対に出会いたくないタイプの女性でしょう。でも、その怖さが病みつきになるような作品になると思うので、『怖い、怖い』と思いながら『次も、次も……』って、観てもらえれば」

 

「近寄りたくない」と感じるような女性を、演じようと思った理由は?

 

「子供たちが小さかったころは、避けている役もありましたが、大きくなった今は、そういう壁を取り除いていこう、という気持ちになりました。女優としてやらせていただけるものは、なんでもやっていきたいです。ある程度の年齢になってきて、女優としての自由度が広がったということですね」

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