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パラスポーツと農作物にハマる「小島よしお」軸足の人生論を語る
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.24 16:00 最終更新日:2019.10.24 16:00
「そんなの関係ねぇ!」で「ユーキャン新語・流行語大賞2007」のトップ10に選ばれ、この年、時の人となった小島よしお(38)。あれから12年。干支も一周したイノシシ年に、猪突猛進している現状を聞いた。
――現在、猛進していることは何ですか?
小島 パラリンピックのパラスポーツと農作物ですかね。
――ジャンルの幅が広いですね(笑)。興味を持ったきっかけは?
小島 パラリンピックは去年、風間俊介君がやってるパラスポーツの番組に呼んでもらって興味を持ちました。それで今、僕の海パンも新しくなってまして。
――そうですよね。リニューアルされてブーメランの角度が弱くなってましたが、これは12年前より厳しくなったコンプライアンスを気にしたんですか(笑)?
小島 それは気にしてないです(笑)。新しい海パンの色合いが赤と青と緑なんですけど、これがパラリンピックのシンボルマークの色なんですよ。
――え! それはたまたまですか?
小島 いえ、その色を発注してオーダーメイドで作りました。もともとは「来年オリンピックだし、オリンピックをテーマに作ろうかな」という話を風間君としていたら、「パラリンピックのマークを参考にするのはどうですか?」って言われて。
そのとき、僕はパラリンピックのロゴすら知らなかったんです。それで見たら、ナイキのマークが3つあるみたいなもので、その3つの色で作ってみることにしました。
――小島さんの海パンがパラリンピックカラーというのは浸透しているんですか?
小島 してないです。知らない人が見たら「浅草の寄席の幕をモチーフにしてるの?」と思われます(笑)。でも「パラリンピックを応援してますよ」ということで穿いています。
あとは、次長課長の河本(準一)さんがプライベートでやっているパラサッカーに誘ってもらってます。お客さんで障害を持ってる人も、車椅子で見に来てくれたりしているんですよ。
番組に呼んでもらったり、パラサッカーに誘ってもらったり、めぐり合わせみたいなものがあるのかなと思ってます。
――小島さんは自転車やマラソンなど、昔からスポーツに携わっていますもんね。
小島 応援するときに自分も参加できるし、いいかなと。
――農作物というのは?
小島 もともとは子供向けのライブのネタ作りを、東京ダイナマイトの松田(大輔)さんに相談してたんですよ。そのときに「お前が好きなことをやれば?」って。
「お前、いま何にハマってるの?」って聞かれて。そのとき読んでいた本に「体にいいゴボウ茶がおすすめです」と書いてあって、実際に買って飲んでいたんですよ。それで「ゴボウにハマってます」って言ったら、「じゃあゴボウの歌を作れよ」って言われて、できたのが「ゴボウの歌」です。
営業に行って「ゴボウの歌」を歌うと盛り上がるんですよ。そこから毎年単独ライブで野菜の歌を作っているんです。
――なるほど、ゴボウだけじゃなくて他の野菜でも。
小島 そうです。トマトやピーマンやニンジンとかの歌を作っています。そんな感じで毎年野菜の歌を作っていたら、去年ぐらいにJAさんが出している雑誌で連載のお話をいただいて、やらせてもらってるんです。
それをきっかけに、野菜だけじゃなくて日本の農作物を応援したいなと。今年は「コメの歌」を作ったんですけど、いい曲なんで、お米屋さんに置いてもらおうかなと考えています。
――「おさかな天国」もスーパーの鮮魚売り場でずっと流れててヒットしましたもんね。
小島 なるほど。スーパーもいいですね。
――しかし小島さんはいろんなことにチャレンジしてますね。
小島 でも昔ほどじゃないです。昔は、たとえば『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出るため「こういうことをしよう」とか動いたんですけど、今は自分の好きなことで軸足を決めて重ねていった方がいいんじゃないかと思ってます。
――その軸足が子供と運動ということですね。今後はそこからいろいろ派生させていきたいと。
小島 そうですね。あとは英語を習ってTOEICで高得点を取るのと、外国人に向けたネタを英語でやってウケるっていうのを目指してます。海外も視野に入れてやっていきたいです。
――いや軸足が多いですね!
取材・文/インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー、お笑いジャーナリスト