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はあちゅう&しみけん「家族会議」脳みそ育成担当はどっち?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.31 11:00 最終更新日:2019.11.05 18:17

はあちゅう&しみけん「家族会議」脳みそ育成担当はどっち?

 

 2018年7月に事実婚を発表し、2019年9月に長男が誕生した、はあちゅうしみけん。活躍する業界もファン層も違う異色夫婦が、「これ、どうする?」「あれ、どう思ってる?」を赤裸々に語り合う本誌連載「家族会議 議事録」の第11回。しみけんは、積極的に息子の習い事を考えているようで……。

 

 

 

はあちゅう「けんちゃんは、息子にどんな習い事をさせたい?」

 

しみけん「体操と水泳は絶対。体操は、僕がブレイクダンスをやってたんで、一緒に習いたい。水泳は、僕が泳げないから一緒に泳ぎを覚えたい」

 

はあちゅう「けんちゃんが習いたいだけじゃん(笑)」

 

しみけん「真面目な話、体操をやると自分の体の動かし方がわかるから、何をやってもうまくなるんだ。ただ、球技は体操でカバーできないから、プラスして野球かサッカーはやらせるかなあ」

 

はあちゅう「めちゃめちゃ忙しい子供だ」

 

しみけん「あとは『モンテッソーリ教育』を受けさせたい。電車の模型みたいなのを作ってどう動くかを考えたり、レゴみたいなのを組み立てたり。

 

 アマゾン創業者のジェフ・ベゾス、グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ、ウィキペディア創設者のジミー・ウェールズもモンテッソーリ教育を受けてる。詳しくはネットをご覧ください(笑)」

 

はあちゅう「けんちゃんは、脳みそ育成担当だね。教育方針のプランもあるの?」

 

しみけん「あるよ。たとえば子供が友達同士で海に行きたいって言ったとするじゃない。すると多くの大人は『危ないからダメ』とだけで終わってしまう。だけど子供は抑えつけられると反抗して、必ず抜け道を探す。だって、危ないからダメだけだと納得はしないもん。

 

 だから、うちは『ダメ』を解消する方法を教えたいんだよね。波にさらわれる危険があるんだったら、波にさらわれたときに生き残れるような泳ぎを徹底的に教えたい。知ると本当の危険も具体的にわかるし、知ったうえで抜け道を探すなら、それはもうアイデアだと思う」

 

はあちゅう「問題から目を背けるんじゃなくて、直視して対処するための知識を授けるってことだね」

 

しみけん「トラブル対処能力の高い人間ほど、生き残る術を手に入れられる。僕、18歳からAV男優をやってて、トラブルに巻き込まれる人生だったから、それがよくわかるんだ。子供にもそうなってほしい」

 

はあちゅう「けんちゃん、前の奥さんとの間に娘さんがいるから、説得力あるね」

 

しみけん「娘が小さいころ、じゃんけんに勝つ方法を教えたんだ。人は、プレッシャーがかかるとチョキを出す習性があるので、友達とじゃんけんするときは、あえて考える時間を与える。

 

 すると相手は高確率でチョキを出すから、こっちはグーを出せばいい。もし向こうがグーであいこになったら、次に向こうはそのグーに勝つパーを出すから、こっちはチョキを出せって。

 

 そうしたらけっこう勝つんだよ。あとになって、LINEで『本当だ。パパありがとう』って言われた(笑)」

 

はあちゅう「かけっこのコツも教えたんだよね」

 

しみけん「うん。娘が3、4歳のときに。子供ってだいたい、『よーい、ドン』のときに重心が真ん中にあるんだよ。だから『よーい』でちょっと重心を前に倒すと、『ドン』の一歩めが早くなる。たったこれだけのアドバイスで、彼女はずっとかけっこ一番の人生。

 

 ついでに逆立ちも教えたけど、今じゃ学年でいちばんうまいらしい。こうやって、子供のうちから自己肯定感が育まれると、のちの人生に好影響を与えると思うんだ」

 

はあちゅう「私は、好奇心旺盛で他人の気持ちを想像できる子になってほしいから、絵本や映画をたくさん見せたい。

 

 あと私自身、語学を学ぶスタートが遅かったことを後悔しているから、できればインターナショナルスクールに入れたいな。インター、けんちゃんは乗り気じゃないんだっけ?」

 

しみけん「そんなことないよ。早めの語学習得には前向き。英語脳と日本語脳を切り替えられる人間になると、多面的な考え方ができる人間になるし」

 

はあちゅう「私は、幼少期に海外に住んだことが、私の人生にとってすごくプラスだったから、海外にも連れて行きたい。いろんな場所にどんどん連れまわしたいね。

 

 ただ、子供を連れて行くのにふさわしくない場所もあるから、そこは注意しなきゃ。私たちだって、大人の場所は大人だけで楽しみたいし」

 

しみけん「子供は集中力が続かないからね。料亭とか三ツ星フレンチとか、劇場は厳しい。

 

 だから子供を連れて行きやすい店、ミシュランならぬ『ベビシュラン』を作ろうって、こないだ知り合いと話してたんだ。子供を連れて行きやすいように個室があって、しかも料理が美味しい」

 

はあちゅう「いいね。でも正直、私はまだ生まれた後のことまでは、あまりイメージできないよ(※編集部注:本対談は、出産前におこなわれました)。

 

 親になる心構えを聞かれることもあるけど、まだ実感が湧かないし、『生まれた子供にまずは向き合って、その都度どうしようということを考える』としか言えないな。だから、子供に対して親としてこう接する……というより、『人対人』という気持ちで接したい」

 

しみけん「僕はワクワクしてるよ。いい意味での緊張感とドキドキ。小学校に入るときの感覚と、中学校に入るときの感覚と、AV業界に入るときの感覚に近い(笑)。

 

 たとえるなら、ドラマ『東京ラブストーリー』第1話の赤名リカのセリフ。『この先どうなるかわからないから、ワクワクするんじゃない!』ってね。僕はいつも、この言葉が頭の中をぐるぐる巡ってるんだ」


はあちゅう
1986年、神奈川県生まれ 慶應大学在学中より、ブロガー活動を開始。会社員経験を経て、2014年、フリーに。ブログ「旦那観察日記」で、夫婦生活を鋭意発信中

 

しみけん
1979年、千葉県生まれ 1998年にAVデビューし、出演本数は約1万本の現役AV男優。最新刊『しみけん式「超」SEXメソッド』(笠倉出版社)が発売中

取材&構成・稲田豊史

 

(週刊FLASH 2019年11月12日号)

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