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誕生日にオバマ元大統領が…「Yoshiki」の知られざる交友関係
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.11.26 06:00 最終更新日:2019.11.26 06:00
《サンフランシスコで誕生日に、サプライズでオバマ大統領がきた。。》とツイートし、豪華な交友関係が話題になっているYoshiki。実は、Yoshikiといつも一緒にいる友人マーク・ベニオフはかなりすごい人間である。
日本のウィキペディアにはまだ項目がないようだが、アメリカではフォーチューン誌やフォーブズ誌などのリーダーランキングに次々とランクインする有名人だ。
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ベニオフは営業支援の「セールスフォース・ドットコム」創業者で、ニューヨークの出版社タイムのオーナーでもある。
慈善家としても活動しており、多額の寄付をしたUCSFベニオフ・チルドレンズ・ホスピタルは、病院ランキングに数々ランクインするほど評判がいい。政界にも顔が通じ、最近ではヒラリー・クリントンの有力サポーターとして名を馳せた。
彼が高校生のときに作成したソフトウェアをコンピューター・マガジンに75ドルで販売、15歳にして会社を設立し、アタリ社に複数のゲームを供給した。
16歳にして月収が1500ドル、大学の学費をまかなうに十分な額を稼いでいた。南カリフォルニア大学在学中にはアップルコンピュータでインターンをし、スティーブ・ジョブズから影響を受けたという。
大学の恩師から接客ビジネスをすすめられたベニオフは、大学卒業後、破竹の勢いだったオラクル社でカスタマーサービスの仕事を始め、頭角を現す。
23歳で「ルーキーオブザイヤー(新人賞)」を受賞、25歳で1億円以上を稼ぐミリオネアに、そして26歳でオラクル社史上、最も若い副社長に就任する。
オラクル創業者のラリー・エリソンからは公私ともに世話になり、強い影響を受けた。ベニオフは来日すると必ず京都を訪れるが、日本通のエリソンとともに何度も訪日したことが関係しているのかもしれない。
セールスフォース開業時、エリソンは200万ドルの投資をし、創業メンバーにはオラクル関連の人が数名いた。事業が拡大していくなか、オラクルが競合分野を立ち上げたことで2人の不仲が始まり、長い間メディアの話題になった。
しかし、最近、Yoshikiのツイッターにはこの2人とともに写るスリーショットが公開されている。社交家で知られるベニオフがなした復縁なのか、Yoshikiの存在で和んだのか、少なくとも真ん中に写るベニオフは満面の笑顔である。
2015年、インディアナ州知事だったペンス副大統領が、宗教を理由にLGBT支持者の差別を事実上認める法律を可決しかけた際、ベニオフは社員のインディアナ出張を禁止し、州外に引っ越したい社員に5万ドルの手当を出すと宣言。他社も追随する大運動となり、州法を修正させた。
一握りの金持ちがさまざまな分野を牛耳っているアメリカで、「金持ちはもっと税金を払うべきだ」という主張を今も続け、広く支持されている。
セールスフォース・ドットコムは、現在、業界最大手。昨年サンフランシスコで最も高いビル、セールスフォース・タワーが完成したところだ。
会社が毎年秋に開く「ドリームフォース・カンファレンス」は、最近のサンフランシスコの風物詩。今年は11月18日から22日までの5日間に渡って大々的に開催され、スピーカーにはオバマ元大統領やアップルCEOのティム・クック、チェリストのヨーヨー・マ、デビッド・ベッカムらスポーツ選手、女優などが名を連ねている。
ちょうどYoshikiの誕生日と重なったため、ベニオフは彼をサンフランシスコに呼んで、カンファレンス参加者とパーティすることになったようだ。メインスピーカーだったオバマ大統領が、そこにサプライズで参加してくれたのだろう。
そんなマーク・ベニオフらと親交を深めているのが、Yoshikiのスゴイところなのだ。(取材・文/白戸京子)