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宮澤元首相の孫娘「宮澤エマ」私には政治家は絶対無理!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.11.29 06:00 最終更新日:2019.11.29 06:00
英国のケンブリッジ大学にも1年留学し、一度は、米国での就職を考えたという。だが、歌や芝居への情熱を断ち切れず、23歳で日本に帰国して芸能界へ。テレビ初出演となった『ネプリーグ』で、竹下登元首相を祖父に持つ、DAIGOと共演した。
「DAIGOさんは、『孫タレとして頑張ろう』と言ってくれたんですが、DAIGOさんは『おじいちゃんが消費税を導入したせいで、学校でいじめられた』とか、エピソードがおもしろくてオチがある。でも私にそんなネタはなくて。
『インテリ枠』でクイズ番組に出してもらっても、クイズが苦手。『何をやってるんだ』と、落ち込んでばかりでした」
歌と芝居がやりたい。そして挑んだのが、宮本亜門氏が演出するミュージカル。だが、楽な道ではなかった。
「稽古で延々1時間も駄目出しされて、悔しくて泣きました。後にも先にも、現場で泣いたのはあの1度だけです。でも初日を終え2日め、やっと亜門さんが『大丈夫。できているよ』と言ってくれた。やっと芝居ができた、という喜びが大きかったんです。
その後もオファーをいただけるようになって、『私の居場所は、ここかもしれない』と思えるようになったんです」
いまでも「総理の孫」と言われるのは、嫌ではない。
「でも、政治家には絶対になりたくありません。母が “首相の娘” として、祖父の大変な苦労を見てきて、『絶対に政治家にはなりたくない』と思っていたそうなんです。
祖父は、戦争を生き抜いて、『絶対にこの国をよくしたい』と誓っていた。そういう思いがなければ、政治家にはなれないし、なってほしくないですね」
2世、3世議員が起こす数々の不祥事。宮澤家の家訓、「働かざるもの食うべからず」を、いまこそ肝に銘じてほしいものだ。
みやざわえま
1988年、東京都生まれ。2012年にデビュー。ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー Season2』(2020年2月1日~3月10日)に出演する。近年、ミュージカルの演技力が評価を集めている
(週刊FLASH 2019年12月10日号)