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神田松之丞、「六代目神田伯山」襲名してもキャラ変せず
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.02 11:00 最終更新日:2019.12.02 11:00
12月1日、講談師の神田松之丞が、自身が監修した『講談えほん』発売記念イベントに出席し、囲み取材に応じた。
松之丞といえば、「今一番チケットが取れない講談師」として、ラジオにバラエティに雑誌に、あちこちで顔を見るようになった。
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今回、絵本の監修をしたきっかけについては、「講談の本って出しても売れないんですよ。売れないから出さないっていう悪循環。今回講談社さんにこうやって舵を切っていただいたので。講談のすそ野が広がるし、講談というものが売ってもちゃんと商売になるんだというところまで広げられたらいいなと思います」と真面目な表情を見せる。
「いま講談に光があたって、ブームが来ている」という松之丞。光が当たるようになったのは自身の功績か、と聞かれると、「まあ僕のおかげでしょうね(笑)」と笑いながら答えた。
続けて、「まあ真面目に言うと、師匠のおかげであるとか環境とかあるんですけど。いろんな縁があって、講談師みんな頑張って、一応僕が野暮にいろんな発言をしているんですが、みんなが頑張って少しずつよくなってきた感じはします」と語っていた。
人気上昇中の松之丞だが、2月11日には真打に昇進し、同時に「六代目神田伯山」を襲名することが決まっている。
「伯山」襲名については「大きな一歩。『松之丞』で頑張って、いろんなメディアに出させていただいて嬉しいんですけど、伯山になったら、それ以上に頑張って活動しなきゃなってプレッシャーもあります」と話す。
「松之丞」から「伯山」になることについて、芸能界の大物たちから「なんで名前変えるんだ、売れてきたのに」と言われることもあった。しかし、松之丞は「『伯山』という名前に思い入れが大きい」という。
「『伯山』って名前は、大大大名跡なんです。神様みたいな名前。どうにかこれを復活させたかった。落語でいうと『三遊亭円朝』とか、歌舞伎でいうと『団十郎』に匹敵する名前だと思っています。
(襲名について)指摘してくれた人たちは、伯山の価値がわかってない。だから伯山の価値を僕がこれからわからせるっていうのが次のストーリーになってくるのかなと、生意気にいうと思っています。講談復活のカギは伯山の名前にある」
『伯山』を襲名しても、キャラは変えないという。毒舌についても「どうしようかなと思って。でも、言ってた方がいいでしょ。講談をすごく大事にして、それを今の世界に伝えたいって思いがぶれなければ、何やったっていいんじゃないかな」と語っていた。