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生田斗真『俺の話は長い』は、次なる『サザエさん』になる予感

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.12.07 20:00FLASH編集部

生田斗真『俺の話は長い』は、次なる『サザエさん』になる予感

 

 12月に入り、秋ドラマも終盤戦だが、ここに来て注目を集めているのが、生田斗真主演の『俺の話は長い』(日本テレビ系、土曜22時~)だ。

 

《放送中のドラマは「俺の話は長い」しか観てないんやけど、これは稀に見るスルメドラマ》

《今期のドラマいくつか見ているけど、終わったときにいちばんロスになりそうなのが俺の話は長い。あの家族の今後が気になる。あの家族がクセになる》

 

 などと、ツイッターでの評価は抜群で、ドラマ好きもそうでない人もドハマりしているようだ。実際、11月30日放送の第8話の視聴率は9.1%で、前回より1.7ポイントもアップ、二桁も目前だ。

 

 

 生田演じる岸辺満は、喫茶店を営む母(原田美枝子)に寄生して生活している無職のダメ男。マイホーム建て替えの一時避難で、姉(小池栄子)、義兄(安田顕)、めい(清原果耶)が同居することに。

 

 平穏な生活に変化が訪れ、満は自立を促されるが、満は「屁理屈の天才」で、ああだこうだと理屈をこね、みんなを自分のペースに引き込んでしまう。

 

 公式サイトで、生田は次のようにコメントしている。

 

《このドラマはまさに他人の家族に起きる「お茶の間の茶番劇」を見ていただくドラマになっています。そんな“今日もどこかで起きているであろう揉め事”を笑って見守りつつ、「これって我が家でもあるな…」「こういうヘリクツよく言うかもな・・・」と、時に自分に当てはめながら見ていただければと思います》

 

 その言葉どおり、家族そろってほのぼの見ていられる内容だ。ドラマウオッチャーの晴川日月奈氏は、魅力を3つあげている。

 

「まずは30分×2本立てがいいですね。つまらないドラマで1時間ムダにしたくない視聴者も多いですから、30分なら気軽にちょっと見てみようかなという気になります。

 

 2番目に、サブタイトルのつけ方がうまい。『すき焼きと自転車』『寿司とダンボール』『焼きそばと海』……いったい、その2つにどんな関係があるの? と、サブタイトルを見ただけで内容が気になって仕方ありません」

 

 そしてもっとも大きな魅力が、脚本の力だという。

 

「たわいもない出来事が、会話を積み重ねたらいくらでも面白くなるんだと教えてくれます。なかでも、第8話の『ミカンとコタツ』は秀逸。会話も素晴らしいですが、笑って泣けるハートウォーミングな内容で、何度でも見たくなります」

 

 晴川氏が面白すぎると指摘したのが、満と同じくニートになった義兄の光司が、満と一緒にコタツで横になりながら、だらだら交わす会話だ。

 

満「もしかしたらなんですけど、世界から戦争を失くす秘密兵器って、コタツなんじゃないですかねぇ」

 

光司「ホントだ。今、確実に世界の核心を突いたよ」

 

満「こたつに足を入れてる限り、誰かと争ったり、ケンカする気になんてならないと思うんですよねぇ」

 

光司「満くんは、コタツに似てるって言われたことない?」

 

満「ないですよ。俺は、そんな有能じゃありません」

 

光司「満くんと2カ月近く一緒に暮らしてて思ったんだけど、そばにいると心地いいし、ものすごくあったかいんだよ」

 

「満は屁理屈ばかりで、時々ウザいって思うこともあるんですが、人と比べず、肩書とかにも左右されず、自分を生きている姿がとても潔く感じられます。

 

 働いてないので時間が存分にあるから、家族との関わりもすごく大切にしている。そういう生き方っていいなと素直に思います。

 

 いつまでもこの家族のドラマを見ていたいと思わせる魅力があり、今後、『サザエさん』のように息の長いドラマになる予感がします」(晴川氏)

 

 12月7日の第9話は『トンカツと占い』『ラーメンとフリーマーケット』の2本立て。どんな内容になるのか、期待したい!

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