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吉田鋼太郎、声優の難しさ語る「楽にやれと言われても…」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.07 16:00 最終更新日:2019.12.07 16:00
12月6日、都内で行われたアニメ映画『ルパン三世 THE FIRST』の初日舞台挨拶に、俳優の吉田鋼太郎と藤原竜也が出席した。
3Dアニメというシリーズ史上初の試みとなった今作で、吉田はランベールという研究者の声を演じている。冒頭の挨拶では、「そうそうたる方々のなかに(自分が)入っているのが、実感としてわいてきて、すごいものに出させていただいたんだなと。このなかにはルパンの熱狂的なファンの方もいらっしゃると思います。意地悪しないで、仲間に入れてください」と、さっそくひと笑い取っていった。
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藤原は、声の収録時には一人で、先に入っていた吉田の声とともに収録をこなした。吉田とは舞台での共演が多く、プライベートでも仲がいいというが、「どっちかっていったら、ルパン(栗田貫一)と共演したかった……っていうのは個人的な思いね」と語り、吉田から「俺だってそうだよ!」とつっこみを入れられていた。
吉田は、「いざ横に栗田さんたちがいらっしゃったら、それはもう(演技)できないですね。誰もいなかったから、のびのびというか、怖いもの知らずでやらせてもらったんではないかと思います」と語る。
MCから「数々の舞台を経験されて......」と言われても、吉田は「もうぜんっぜん違いますから、それは。絵に合わせるっていう特殊技能はすごいことなんですよ。小林(清志)さん(=次元大介の声優)に『どうだった? おもしろかったでしょ』って声かけていただいて。いや、おもしろいところまでは、本当にいかないです。『楽にやれば大丈夫だよ』って言っていただくんですけど、それは例えば宮本武蔵に、(素振りしながら)こういうのを楽にやればいいんだよって(言われるような)……」と、声優業への苦労をにじませた。
吉田は最後、「頑張った、ってことは僕ら俳優だから、言わないです。言えないです。頑張るのは当たり前だから。あとはもうどうぞご自由に判断して。ダメならダメ。いいならいいで、判断していただければ!」と豪快に言い切り、俳優としての意地を見せた。