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松重豊、五輪チケット当たらずで来年の抱負は「あきらめる」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.12 20:00 最終更新日:2019.12.12 20:00
12月9日、都内で行われたアニメ映画『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』公開記念イベントが開催され、メインキャラクターの声優をつとめた俳優の松重豊が出席した。
今作では、ドラゴンハンターと呼ばれる悪役を演じる松重。芸歴の長い松重は、「今まで何人も殺してるんで(笑)。本当にいろんな悪役の演じ方がありますが、ドラゴンハンターは楽しませてもらいました。宇宙人とか、ゾンビとかもやってますから」と笑顔で余裕を見せた。
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松重は、作品について「絵がすごいんですよ。僕も実写で頑張ってますけど、もうそろそろ終わりかな、と思うぐらい」と絶賛。
「CGの技術はすごいので、実際の風景よりも美しいんじゃないかと思わせる。キャラクターのお芝居も、役者がやるより自然に見えたりするので、僕らは失業の危機を感じますね」
今年を振り返って「絆を感じたエピソード」を聞かれる場面も。
松重は「この仕事って個人営業ですから。僕は本当に組織にも入ってないし、守ってくれる人が誰もいないんでね......」とぼやきながら、「でも、長いことやっている食べる番組がありまして。もう8年になるんですけど、本当にチームとして、ますます絆がつながって強くなっている。若い子もどんどん育ってきた」と、自身が主演をつとめるドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)に言及。
「来年の抱負」を絵馬に書きこむ企画では、松重はまさかの「諦める」という言葉を選ぶ。
わけを聞かれると、「諦めることは大事。2020年、オリンピックのチケットも当たらなかったし(笑)。人生もそんなに長くないし、いろんなことを諦める。昔はいろんなことを『こうなったらいいな』と思ったんですけど、受け入れることが大事かなと。人に期待しない。自分にも期待しない」とまで話してから、「感じ悪いね、悪役だから」とニヤッと笑っていた。
今年公開された『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』で映画初主演を飾るなど、ここに来てますますの活躍を見せる松重。肩の力を抜いた生き方が、仕事面でも功を奏しているのかもしれない。