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滝藤賢一、ブレイク前は「バイト4つ掛け持ち」のボンビー生活
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.13 16:00 最終更新日:2019.12.13 16:00
滝藤賢一が、12月10日放送の『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)で、ボンビー時代を語った。
名古屋で生まれた滝藤は、高校生になり、北野武監督とタランティーノ監督の作品を見て映画監督を夢見る。卒業後に上京し、塚本晋也監督がスタッフを募集していたので受けに行くと、スタッフではなくキャストとして合格してしまった。演技経験がまったくなかった滝藤は「目が泳いじゃっていたのが面白かったのかな」と回想する。
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さらに受講料が無料という理由で、演技を学ぶために仲代達矢主宰の無名塾を受けると、倍率200倍にもかかわらず合格。
電車代750円を節約するため自転車で50分かけて通い、掃除や10kmのランニングを経て、稽古は23時まで行われた。過酷だったが、滝藤は「芝居のことだけを考えられる場所だった」と感謝を語っていた。
劇団の研究生時代は、演劇に集中するためアルバイトは禁止。収入は舞台のチョイ役のギャラのみだった。研究生から劇団員に昇格すると、カフェ、焼き鳥店、魚料理店、地下鉄のホームドアの点検などバイトを4つ掛け持ちしたという。
当時は、体を鍛えてマッチョだったが、加瀬亮の気迫の演技を見て「線(体型)が細いのにインパクトがある。こういうのもありなのか!」と衝撃を受けた。
そこで筋肉路線をあきらめ、食パンを1日1食のみ食べるというダイエットでガリガリに。すると瀕死の病人やストーカーなどやせ細った役に次々抜擢された。下積み8年での大ブレイクだ。
滝藤は2018年7月8日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、光石研から演技について「滝藤君だと若い人に教えられそうだね」と指摘され、「そうか教えられるのか。『滝藤塾』とかやってみるかな」と乗り気に。
光石から「顔も似てるね」と仲代に似てきたと言われると、「怒られますよ。仲代さんは僕の顔をおかしな顔だっておっしゃってましたから」と笑って振り返っていた。
滝藤は1月10日スタートの『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京系)で古舘寛治とW主演する。艱難辛苦があったからこそ、人気俳優となったのだ。