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M-1出場「ニューヨーク」決勝に向けてめっちゃ運を貯めてる

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.14 20:00 最終更新日:2019.12.15 20:26

M-1出場「ニューヨーク」決勝に向けてめっちゃ運を貯めてる

ニューヨーク(左から嶋佐和也/屋敷裕政) (C)M-1グランプリ事務局

 

 昨年、平成生まれ初の王者に輝いた霜降り明星が、テレビ出演本数で、今年のブレイクタレント1位(ニホンモニター調べ)に輝く大躍進。

 

 これまでも初代王者・中川家から始まり、アンタッチャブル、サンドウィッチマンなど数多くの人気芸人を世に出してきた、漫才日本一を決める『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)。

 

 

 SmartFLASHでは、今年もM-1グランプリ2019決勝に駒を進めたファイナリスト9組を直撃。12月22日(日)の決勝までの毎日、1組ずつ紹介していく。

 

 2組目は芸歴10年目で初の決勝進出を果たした「ニューヨーク」。漫才もコントもこなすその腕を早くから見出され、東京国際フォーラムなど大きな会場での単独ライブも経験。

 

 東京吉本の若手芸人が根城とする渋谷のヨシモト∞ホールをトップとして支えながら、準決勝止まりが続いていた2人が、ようやく決勝の舞台までたどり着いた。

 

 ボケ担当・嶋佐和也、ツッコミ担当・屋敷裕政に話を聞いた。

 

――決勝進出おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

 

屋敷裕政 実感があまりなくて。いろいろな人からおめでとうの連絡が来て、それでちょっとずつ実感している感じです。

 

――進出者発表で名前が呼ばれた後、屋敷さんはどの芸人さんよりも号泣されていました。イメージと真逆なので驚きました。

 

屋敷 自分でもあんなに泣くとは思いませんでした。恥ずかしいです。うれし泣きしたのは人生初かもしれません。発表の直後、ヨシモト∞ホールでずっと一緒にやってきた、囲碁将棋さんや一期先輩のダイタクさんが「おめでとう」と寄ってきてくれて、さらに泣いちゃいました。悔しいはずなのに、僕らに寄ってきてくれて。今もあの瞬間を思い出すと涙が出そう。

 

嶋佐和也 今まで準決勝で敗退してきたので、いざ自分たちの名前が呼ばれると、ふわふわした気持ちになりました。記者会見のときもふわっとしてました。

 

屋敷 あと、決勝進出が決まった直後から、決勝のことを考え始めています。めちゃくちゃ嬉しい気持ちと、決勝でやったらな! という気持ちが交互に来ています。

 

――どんな人から「おめでとう」の連絡が来ましたか?

 

嶋佐 先輩から後輩から、地元の友人まで、発表直後ですでに100件以上来ました。

 

屋敷 大昔に飲んだ女の子からも「飲もう!」って。

 

嶋佐 早いね(笑)。

 

屋敷 まだ既読つけてないですけど。学生時代の友人にも、やっと胸を張って芸人になったと言える感じがしますね。大学時代の友達はみんないい会社に就職しているので。やっと「俺はこっちでやってます」って堂々と言えます。

 

――ニューヨークの強みはどんなところだと思いますか?

 

屋敷 完全に2人でネタを作っているので、基本的に2人が面白いと思ったことしかやっていない。自分たちが面白がってネタをやれているところです。

 

嶋佐 純粋に自分たちが面白い! と思ったことだけをやっているという自負はあるので、それがみなさんに伝わったらいいなと思っています。

 

屋敷 だからこそ、決勝進出まで10年かかったのかもしれないし、良し悪しだとも思うんですが。

 

(C)M-1グランプリ事務局

 

――優勝賞金1000万円の使い道は考えてますか?

 

屋敷 世話になった母親にほぼ全部渡したいです。実家のカラオケ店に泥棒が入ったので、まずはセキュリティを強化します。

 

嶋佐 この10年、ずっと家賃5万6000円のアパートに住んでいるので、さすがに引っ越します。倍は越えたいってことで、家賃13万円はいきたいですね。

 

――ファイナリストの中で意識しているコンビはいますか?

 

屋敷 同じ東京吉本のすゑひろがりずさんですね。

 

嶋佐 確かに(ネタ順が)すゑひろがりずさんの次は、いい意味でも悪い意味でも場が荒れそうな気がする(笑)。決勝初出場組がこんなに多いのは珍しいですよね(※9組中7組)。決勝に行ったことがない芸人たちは、「初出場組は目新しさがある(からチャンス)」とよく言うんですけど、今回はほとんど目新しいコンビですから。

 

――ほとんどのコンビがチャンス! ということになりますね。

 

屋敷 だから面白い番組になると思います。タイプもみんな違うし。吉本の劇場では、ちょっといま大阪勢に押されているので、東京吉本も元気だぞ! というところを見せたいです。

 

――今年は決勝初出場組が多いぶん、敗者復活戦にファイナリスト経験者など実力派が多く揃っています。勝ち上がってきたら脅威になると感じるコンビは誰ですか?

 

嶋佐 和牛さんが怖いです。

 

屋敷 アインシュタインさんも面白いし、やっぱり大阪勢の勢いが怖いですね。かっさらって行きそう。こればっかりは対策のしようがないですけど。

 

――お2人の「人生訓」を教えてください。

 

嶋佐 人生は……。

 

屋敷 人生は、で始める!?

 

嶋佐 人生訓ってそういうのじゃないの? いま浮かんだのは、「人生は、実はほぼ運」ですね。

 

屋敷 確かに、準決勝進出が決まった直後、とろサーモンの久保田(かずのぶ)さんから「運を貯めとけよ」と言われたんです。だからそれ以来ずっと、店員さんとかにめっちゃ愛想よくしてます。細かいところに気をつかったり、コンビニやらで「ありがとうございます」って言ってます(笑)。

 

※『M-1グランプリ2019』は今年も今田耕司・上戸彩を司会に、12月22日(日)18:34からテレビ朝日・ABCテレビ系で生放送

 

構成&文/松田優子

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