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M-1出場「見取り図」トップバッターで“臨死体験”の雪辱を果たす

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.15 20:00 最終更新日:2019.12.15 20:03

M-1出場「見取り図」トップバッターで“臨死体験”の雪辱を果たす

見取り図(左から盛山晋太郎/リリー) (C)M-1グランプリ事務局

 

 昨年、平成生まれ初の王者に輝いた霜降り明星が、テレビ出演本数で、今年のブレイクタレント1位(ニホンモニター調べ)に輝く大躍進。

 

 これまでも初代王者・中川家から始まり、アンタッチャブル、サンドウィッチマンなど数多くの人気芸人を世に出してきた、漫才日本一を決める『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)。

 

 

 SmartFLASHでは、今年もM-1グランプリ2019決勝に駒を進めたファイナリスト9組を直撃。12月22日(日)の決勝までの毎日、1組ずつ紹介していく。

 

 3組目は昨年に続いて2年連続の決勝進出を果たした見取り図。ファイナリスト9組中7組が決勝初進出というフレッシュな顔ぶれとなった今年、かまいたちとともに2組だけのファイナリスト経験者だ。

 

 決勝のネタ披露順は、事前に決めるのではなく、一昨年より導入された「笑神籤(えみくじ)」でその場で決定する。

 

 見取り図は昨年、番組開始早々にくじが引かれトップバッターでネタを披露。落ち着く間もなく“見取り図のM-1 2018”が終了した。

 

 そんな昨年の雪辱を果たすべく意気込む、ボケ担当・リリー、ツッコミ担当・盛山晋太郎に話を聞いた。

 

――決勝進出おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

 

盛山晋太郎 めちゃめちゃうれしいです。もう一回M-1で優勝できるチャンスが来たと。

 

リリー 昨年は負けて当然と思っていましたから。何がなにやらわからん状況での決勝でした。今年の決勝進出を決めた瞬間のほうがうれしかったかもしれないです。

 

盛山 今年は前年度のファイナリストとして見てくださった方がいたかもしれないと、勝手にプレッシャーを感じてました。

 

――今回はファイナリスト経験者が2組だけと、フレッシュなメンバーになりました。

 

盛山 僕たちも気持ちは初出場と変わらないのですが、これだけ初出場が多いとどうなるかわからないですね。この3連単めちゃめちゃ荒れて万馬券になると思います(笑)。

 

 昨年、霜降り明星が優勝してから“お笑い第7世代”という流れもできて。言ったもの勝ちやと思っているので、自分らで第7世代と言うようにしてるのですが。

 

リリー 世間的には転換期のM-1と捉える方もいらっしゃるかもしれないですが、ここに入れたというのが嬉しいです。あとは結果をしっかりと出したいと思っています。

 

盛山 昨年はトップバッターで心臓が止まって臨死体験したんですよ。

 

リリー でも、去年より最悪な順番はないので。

 

盛山 そう。(今年は)トップバッターでもエエよ、くらいの気持ちでいます。

 

――優勝賞金1000万円の使い道は考えてますか?

 

盛山 去年は地元の堺東駅のロータリーを広くすると言ったんですが、今年は今ある北口南口に加えて西口を造りたいと言っておきます。

 

――1000万円で足りますか?

 

盛山 多分足りないですね。ロータリー造ると話したときも億はかかると言われたので(笑)。

 

リリー 西口の頭金にしたらどう? 僕はお母さんへの新しい家の頭金にします。

 

盛山 今でも十分大きい家に住んでるやん。

 

リリー いやいやおばあちゃんもおるし。親孝行したいです。

 

――「見取り図の強み」はどこだと思いますか?

 

リリー 僕らにしかできない漫才をやっているので、そこは見てほしいですね。

 

盛山 そうですね。同じ台本を他の人たちがやっても面白くない、そんな漫才ができていると感じます。僕らにしかできない漫才をお見せしたいです。

 

(C)M-1グランプリ事務局

 

――ファイナリストの中で意識しているコンビはいますか?

 

リリー かまいたちさんは3年先輩で、ずっと背中を見ていた憧れの存在。M-1で勝てる最後のチャンスなので勝ちたいと思っています。

 

盛山 そうですね。一回でいいのでかまいたちさんに勝ってみたいです。あと、僕ずっと“(かまいたち)山内軍団”に入っていたんですけど、最近まったく聞かないので、“山内軍団”のことを優勝後に聞いてみたいですね。

 

――敗者復活で勝ち上がってきたら怖いのは?

 

リリー 僕は和牛さんです。

 

盛山 僕も和牛さんです。でもこれ全組一緒じゃないですか。

 

リリー もう和牛さんの実力は誰もが認めていると思うので。それこそ敗者復活から優勝もあり得るので一番怖いです。

 

盛山 それとトム・ブラウンですね。同期であり、去年M-1でも一緒に戦ったことでM-1の同期でもある。一度ハマれば無限のパワーが出るコンビなので、敗者復活からあがったとしたら、イカつい力で来るんじゃないかな、と。

 

――お2人の「人生訓」を教えてください。

 

リリー 「引っ越さない」。僕はどこで暮らしていても一緒なので。屋根と窓があって雨風さえしのげればいいので、人生で引っ越さないということを決めています。今は9年くらい引っ越してないですね。

 

盛山 彼の家は激キモですよ。NSC(よしもとの養成所)のときから同じ家で、5階建ての5階に住んでいて、エレベーターがないんです。これね、建築法違反のマンションなんです。

 

リリー いやいやOKやから。

 

盛山 僕は、「人生とショーバン(野球のショートバウンド)はギャンブル」。僕はバクチが好きなんですが、漫才やってる時点でバクチやと思っているのでね。(無反応のリリーを見て)反応よくなくても、このまま変えませんよ。

 

リリー いや、今メチャメチャかっこエエ顔してたなあと惚れ惚れしててん。

 

――最後に、決勝へ向けて意気込みをお願いします!

 

リリー マネージャー(女性)に聞いた話なんですけど、僕がいないときに相方がかっこいい顔で「俺がM-1に連れて行ったる」と話していたそうなので、これはかなり気合い入ってるな、と。なので、僕も同じくらい気合い入れてお互いがんばろうと思います。

 

盛山 もうそれやめろや! 昨年はボコボコにされたので、今年はM-1のアゴをドーンと一発どついてやりたいと思います。しばき返すチャンスが来たと思っているので。

 

 僕はスーツを毎年新調していて、刺繍も入れるんですけど、今年はM-1の2日前にスーツが仕上がるんです。今年はスーツに「M-1 2019チャンピオン」って刺繍を入れたのでね。とろサーモンの久保田さんも刺繍をいれて優勝されたので、僕も叶えるつもりです。

 

※『M-1グランプリ2019』は今年も今田耕司・上戸彩を司会に、12月22日(日)18:34からテレビ朝日・ABCテレビ系で生放送

 

構成&文/松田優子

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