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ノンスタ石田「M-1決勝」注目はミルクボーイ、オズワルド、ぺこぱエンタメ・アイドル 投稿日:2019.12.21 20:00

ノンスタ石田「M-1決勝」注目はミルクボーイ、オズワルド、ぺこぱ

 

 12月22日におこなわれる『M-1グランプリ』。和牛・ミキら、実力者が敗れる波乱のなか、いまのお笑いの潮流は「ツッコミパワー」にありそうだ。

 

「今年のM-1は、『かまいたち』『見取り図』以外、すべての組が決勝初出場。キャラクターも豊富だし、見ている人の『こんなんがまだ隠れとったか』というのが色濃く出る大会になるでしょうね」

 

 

 そう語る、2008年のM-1王者、NON STYLEのボケ・石田明(39)が、「注目するコンビ」として挙げるのは次の3組。

 

「ミルクボーイ」左から駒場孝、内海崇

 

 まず1組めは、ひとつのテーマをめぐって、「思い出せない人」と「なかなか当てられない人」のやり取りを延々と繰り返すのが特徴の「ミルクボーイ」。

 

「もともと『 “キャラ” 的な芸風や』と思われてたんですけど、じつは数年前から、すごい漫才も上達してきた。『○○やないか!』『ほな○○ちゃうか』という内海(崇)君のツッコミ含めて、ネタの設定も面白い。

 

 視聴者は、『こんなん、あんねや』っていう、新しいものを見る感覚で、観られると思いますね」(石田、以下同)

 

「オズワルド」左から畠中悠、伊藤俊介

 

 2組めは、シュールな漫才が特徴のオズワルド。

 

「ボケの畠中が繰り出すディープな世界観に対して、伊藤の、ちょっと “ねじれた” ツッコミがハマったときの気持ちよさは、病みつきになる人も多いと思います」

 

「ぺこぱ」左からシュウペイ、松陰寺太勇

 

 次は、こちらも王道漫才とは対極のぺこぱ。ボケのシュウペイに、松陰寺太勇がビジュアル系バンドのような動きでツッコミを繰り出す、独特すぎる漫才がウリだ。ただ、審査員を含め、トリッキーな芸風は好みが分かれそうだが……。

 

「これまでの大会でもそうだったように、仮に優勝できなくても、M-1に出たことで売れっ子になったコンビは多いじゃないですか。ぺこぱなんかは、そうなりそうです」

 

「からし蓮根」左から伊織、杉本青空

 

「ツッコミの手法も変わってきている」と、石田は話す。

 

「ほかには『からし蓮根』なんかは、めきめき力をつけてきて、新世代だなと思います」

 

 ボケ(伊織)が繰り広げるトンデモ行動に、ツッコミ(杉本)が説明をしつつ笑いを作る、というネタの「からし蓮根」をはじめ、近年、漫才の幅が広がったと力説する。

 

「『和牛』なんかもそうですけど、ボケがひとりで表現できない世界観を、ツッコミとの共同作業で表現するっていうのは本来、コント(の手法)なんですよ。観てる人が『それやってもうたら、こいつがツッコむ意味わからへんやん』ってなりかねないから、僕らが若手のころは基本ナシだった。

 

 でも、最近の漫才師は、その手法をうまく漫才に昇華させて、今ではそういうツッコミも、スタンダードですよね」

 

 これまでのM-1で、もっとも唸らされたツッコミは?

 

「2003年に『麒麟』の田村(裕)さんが、『俺たち頑張れ!』って、ちょっと不安になった自分にツッコんだのはよかったなー。『なんて度胸なんや!』って(笑)。漫才が、“生” のものになった瞬間でした」


(週刊FLASH 2019年12月31日号)

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