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田中圭『おっさんずラブ-in the sky-』ラストフライトに賛否両論

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.12.23 20:44FLASH編集部

田中圭『おっさんずラブ-in the sky-』ラストフライトに賛否両論

 

 12月21日、田中圭主演の『おっさんずラブ -in the sky-』(テレビ朝日系、土曜23時15分~)がラストフライトを終えた。視聴率は5.1%で、第1話の5.8%を超えることはできなかったが、21日のデイリー視聴熱第1位、ツイッターのトレンド第1位と、春田(田中圭)をめぐる恋愛模様がどんなランディングを見せるのか、視聴者の期待度は高かった。

 

 

 第7話まで誰ひとり報われない一方通行の恋が続いていた。黒澤(吉田鋼太郎)、四宮(戸次重幸)は春田に強い恋心を抱くも、春田は成瀬(千葉雄大)を、成瀬は四宮を好きになり、最終回はどうなるの? と視聴者をやきもきさせていた。

 

 その最終回。黒澤がパイロット引退を決めたことで、春田たちはそれぞれ、これからのことを真剣に考える。

 

 四宮はこれまで容認していた春田の甘えをきっぱり拒否し、成瀬は春田に対して素直に感謝の気持ちを伝える。春田は、黒澤のラストフライトで、グレートキャプテン黒澤との思い出の数々を乗客に語る。

 

 その後、四宮と成瀬はグラタンを食べながら、なぜかキスを交わし、春田は黒澤をヘリポートに呼び出して、「俺はキャプテンが好きです」と突然の告白。視聴者もびっくり仰天の展開となった。

 

 春田は、尊敬なのか友情なのか、はたまた恋愛感情なのかよくわからないが、キャプテンの隣で一緒に幸せを見つけられたらいいなと、自分の気持ちを説明し、こう叫ぶ。

 

「キャプテンのこと好きになってもいいですかー?」

 

 黒澤は頭を抱え、迷いに迷った末、両腕で丸を描き、2人はハグしあうというランディングにネットは騒然となった。

 

《全体的にすごく面白かったのに、どうも結末だけ腑に落ちなかった》

 

 と、結末を受け入れられない視聴者が数多くいる一方で、

 

《人間関係の色んな愛に心が温かくなったなぁ》
《最終回のどこが良かったって、「自分が好きな人と結ばれる」じゃなくて「自分を好きな人と向き合う」エンドだったとこ!これがホントのハッピーエンドだなあと思ったわ》

 

 と、好意的に受け止める視聴者も。賛否両論のラストフライトを、ドラマウオッチャーの晴川日月奈氏はどんな思いで見たのか、話を聞いてみた。

 

「脚本家は最初からあのラストを決めていたのではないかと思います。最初は黒澤が告白し、春田が丸を描く。最後は春田が告白し、黒澤が丸を描く。最初と最後を同じシーンにするというのは舞台でもテレビでもよくある手法です」

 

「全8話で描くには多少無理があった気はしますが……」として、晴川氏はこう続ける。

 

「卓球と相撲の『黒澤杯』での4人の会話のやり取りや、4人並んで夕日を眺めるバッグショットを見て、今回はおっさんたちの青春群像劇をやりたかったのかな、と思いました。それに俳優さんたちが楽しく演じている気がして、それだけで十分楽しめました」

 

 本編は終わったが、12月23日、24日に『おっさんずラブ-in the sky-ゆく年くる年SP~ 前編・後編』が「AbemaTV」と「ビデオパス」にて配信される。まだまだ恋の行方はわからない。

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