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阿川佐和子、父・弘之氏の書生に『北の国から』倉本聰がいた

エンタメ・アイドル 投稿日:2019.12.26 06:00FLASH編集部

阿川佐和子、父・弘之氏の書生に『北の国から』倉本聰がいた

 

 12月23日放送の『ファミリーヒストリー』(NHK総合)で、阿川佐和子家族のルーツに迫った。

 

 佐和子の父は『山本五十六』などで知られる作家・阿川弘之氏。番組でその祖先を調べていくと、鎌倉時代の有力な武家の一族だった。阿川一族は元は佐々木姓で、平安時代中期に在位した宇多天皇の流れをくむ一族だという。佐和子は「武士の出(で)というのが驚き。農民だと聞いていた」と衝撃を受けていた。

 

 

 また、母方の祖先は、第2代将軍・徳川秀忠の時代に「掃除之者」として城の掃除などを行っていた。母方の祖父・増田清氏は、戦前に活躍した建築家。耐震性の高い鉄筋コンクリートで学校の校舎などを建てており、MCの今田耕司が通った大阪の大阪市立生魂小学校も祖父の手によることが判明した。

 

 佐和子の母・みよさんは、子供の頃に「二・二六事件」が家の近くで起き、 姉と一緒に親戚の家に避難。その後、東京女子大学に入学し、卒業式では総代も務めた。

 

 みよさんがよく訪ねていたのが、遠戚に当たる哲学者・谷川徹三氏の家。徹三氏の息子である作家・谷川俊太郎氏がVTRで証言し、「阿川(弘之)さんはしょっちゅう家に来ていて、身を固めたくなって、うちの母が『みよちゃんという遠縁の子がいるんだけど』と家で会ったのが最初」と佐和子の両親の馴れ初めを明かした。

 

 弘之氏について佐和子は「怒っているところしか見たことない」と回想。母の友人も「阿川先生は癇癪持ちで、怒るとちゃぶ台を投げ出す。いつ何が原因で怒るかわからない」と語った。

 

 苛烈な父に佐和子は「母が父に泣かされることがあまりに多くて、母がかわいそうで『どうして結婚したの?』と聞いた」と話す。

 

 すると母は「だって、わからなかったんだもん」と打ち明け、「お付き合いしている頃はよく笑う人だったのが、結婚したら怒ってばっかりいる人になった」と語っていたという。

 

 そんな弘之氏の知られざる一面を、書生を務めていた『北の国から』で知られる作家・倉本聰氏がVTRでコメントを寄せた。

 

「僕からするといいお兄さんって感じ。戦争があの人の青春だった。本気で戦争に行った若者たちは戦後全否定された。『なにくそ』というのがあったと思う」

 

 弘之氏は2015年に亡くなる直前まで、佐和子の作品を添削していたという。2014年に発売された佐和子の著書『叱られる力 聞く力2』に弘之氏が細かい「赤入れ(修正箇所の指定)」をした現物が公開された。

 

 それを見た佐和子は「この番組には泣くまいと思って来たんだけど……つけまつげ取れちゃう」と思わず涙を流していた。インタビュー力に定評のある佐和子。激情家だが深い愛情も秘めていた父との会話から、「聞く力」を身につけたのだ。

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