東野幸治が、2019年12月28日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で、島田紳助氏から教わった仕事論を語った。
東野は「紳介さんの教え」として、「20代は100(%)面白いことを考えるけど、30代では80(%)は面白いことで、20(%)は人が納得することをしゃべる。40代からは年を経るほど、まともなことを話さなければならない」と明かした。
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若い頃は自分の追求したい笑いをやっていたが、あるときスタジオで自分が笑っているVTRを見て、「すごい気色悪かった。本心で笑っている顔がすごい醜い」と感じたという。そこから「大人のタレントにならないといけないと思った」と話す。
現在はMCとして人に質問することが多いが、「お笑いをやっているって気はない。テレビに映るフロアディレクターの気分。面倒な質問でゲストが嫌な顔しても、スタッフが笑顔ならいい」と仕事のスタンスを明かしていた。
「ゴシップ大好きお兄さん」と世間には思われているが、東野自身はそれほどゴシップ好きではなく、「スタッフがそれを望むなら。仕事としてやってるから」とキャラクターに徹していることを明かした。
島田氏は過去にさまざまな芸人にアドバイスを送ってきた。2015年7月12日放送の『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』(テレビ朝日系)では、ブラックマヨネーズの吉田敬が島田氏から受けた教訓を明かしている。
吉田は島田氏の影響から「司会者の人っていろんな芸人とかタレントさんとかと仕事している。(若手や中堅の)俺らからしたら特別な仕事の1回でも、司会者からしたら日常。だからこそ何かひとつ(自分からアピールするべき)」と熱弁を振るっていた。
今年の吉本興業の騒動でもコメントを出した島田氏。引退してもその威光はまだまだ強いのだ。