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元Sugar長沢久美子「多忙のあい間に新島で夜通しビーチ麻雀」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.18 06:00 最終更新日:2020.01.18 06:00

元Sugar長沢久美子「多忙のあい間に新島で夜通しビーチ麻雀」

 

「くたばっちまえ アーメン」
 この歌詞が『紅白歌合戦』にふさわしいかどうか、おおいに物議を醸した歌手がいた。1982年に『ウエディング・ベル』が大ヒットした女性3人組「Sugar」だ。

 

 あれから37年がたった。東京・新橋にある「歌謡曲BAR スポットライト 新橋店」で曲を聴きながら、ギター・ボーカル担当の「クミ」こと長沢久美子に話を聞いた。

 

 

「いろいろありましたけど、『紅白』出場はすごく嬉しかったです。オープニングで私たちは、島倉千代子さんと一緒に登場することになって。『ビッグな方で常連だから、全然緊張されないのかな』って思ってました。

 

 でも島倉さんが『毎回手が震えるんです。握っててもらっていいですか』っておっしゃって。びっくりしました。手を握ったら、本当に震えてらして。やっぱり、『紅白』は特別な舞台なんだって」

 

『紅白』のあとは、すぐに深夜ラジオの生放送。目のまわる忙しさだった。

 

「『ウエディング・ベル』がヒットしてから3年間は、ほとんどお休みがない状態でした。新幹線の中で作曲したこともあります。小さな声でテープレコーダーに曲を吹き込んで。でも、あとで聞くと、あんまりいい曲じゃないのよね(笑)」

 

 急に2日間、休みになったことがあった。

 

「3人で急いで調布飛行場に行って、新島行きの便に飛び乗ったんです。到着してすぐに、ビーチの砂で雀卓を作って、そこで夜通し麻雀をしました。ひとり足りなかったから、そこにいたサーファーを誘って」

 

 デビューから6年後の、1987年に解散。その3年後に、モーリが出産直前に29歳で急死する、悲しい出来事があった。

 

「モーリとは家が近かったので、よく会ってました。『子供が落ち着いたら、また再結成しよう』って話もしてて。亡くなる前日も会って、当日夜も電話で話していて。だから妹さんから訃報を受けたときは、なにがなんだか……」

 

 2015年、長沢がソロで発表したアルバムで、ミキが作曲を担当している。

 

「ライブには当時のファンも来てくれて、嬉しかったな。これからはチャリティライブみたいな、人の役に立つ音楽活動を続けていきたいですね」

 


ながさわくみこ
1960年7月15日生まれ 神奈川県出身 1981年に「Sugar」としてデビューし、『ウエディング・ベル』が大ヒットした。現在はソロ歌手として2015年にファーストアルバム『Kumi’s Band』をリリース。狛江市のコミュニティFM・コマラジで『犬へのラブレター』のパーソナリティを務める。息子が2人

 

取材協力・歌謡曲BAR スポットライト 新橋店

 

(週刊FLASH 2020年1月7・14日号)

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