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片岡鶴太郎「とと姉ちゃん」撮影現場で高畑充希が驚いた変人生活

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2016.06.24 14:00 最終更新日:2016.06.24 14:00

片岡鶴太郎「とと姉ちゃん」撮影現場で高畑充希が驚いた変人生活 

 

「毎日、家を出る6時間前に起きるんですよ。今日だと、午前3時起きです」

 

 連日、視聴率20%台を記録し絶好調のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。片岡鶴太郎(61)は深川の老舗材木問屋 の番頭、隈井栄太郎を演じている。

 

 鶴太郎は東京・西日暮里生まれで、「両親ともに東京出身で、幼少期に住んでいた借家の大家が実際に大工さんだったりと、チャキチャキの環境」で育った。

 

 緊迫した場面を、軽妙な仕草で和ませる栄太郎役はまさにハマり役だ。鶴太郎は同じく『梅ちゃん先生』(2012年)でも東京・蒲田の職人気質の町工場の社長役を演じた。朝ドラ撮影はそんなに早起きをしなければならないのか。

 

「いえいえ、ヨーガのためなんです。3年半前に始めて一日も欠かしたことはないですね。呼吸法や瞑想を含めたトレーニングを3時間やって、2時間かけて朝食を摂って。いまは1日1食なので、朝食はとても大事なんです。

 

 そこから1時間かけてシャワーを浴びて身支度をすると、あっという間に6時間。だから午前8時出発なら午前2時、午前5時出発なら前日の夜23時に起きます。もうね、変人ですよ(笑)。

 

 睡眠時間は削られるけども、毎朝やるとシャキッとするし声も出るし。それが僕にとってはいちばんいい。

 

 いつ寝てるの? って言われますけど、現場を終えたときには、トレーニングも食事もすんでいるので、さっと寝られるんです。朝食も消化できているので、そのまま寝れば内臓も休まるし。ひどいときには、午後2時くらいに寝ているときもありますよ。だから、お酒もほとんど飲んでいないですね」

 

 もはや変人というより仙人に近い気もするが、取材中の澄んだ表情や血色のよさ、引き締まった体を見ると、男としての現役感があることも事実。欲望を発露させることはないのだろうか。

 

「絵を描くためのアトリエに寝室があるので、そこにひとりで住んでいるんです。僕みたいな生活をしていたらセックスも不倫もできませんよ(笑)。おそらくドーパミンだと思うんですけど、瞑想しているともっと気持ちがいいものが出てくる。欲がなくなりました」

 

 そんな生活リズムの変化で、ここ何年かは周囲に驚かれることが多いそう。

 

「高畑充希ちゃんやスタッフからも、撮影現場で『1日に1食しか食べないんですか? じゃあ、差し入れも一切食べないんですか?』って(苦笑)。

 

 じつは今、新しい2時間ドラマの撮影と、牛尾刑事(鶴太郎主演の2時間ドラマ『終着駅』シリーズでの役名)も、台本の仕込みが重なっていましてね。マネージャーからも『混乱しないんですか?』と驚かれますけど、引出しがそれぞれ違うんです。

 

 セリフを頭に入れる作業をしているときはもう1本増えても、もともとエンジンがかかっているから、セリフの張りつきがいいんです」

 

 朝ドラの名バイプレイヤーを演じる鶴太郎。今回の主演・高畑充希に対する見方を聞くと――。

 

「完璧に仕事をこなしていますよ。膨大なセリフがありますから、つねに台本を持っていてね。月曜日にその週に撮るぶんのリハーサルをやって、火曜日から、金曜日の朝から夜中までビッチリ収録する。それで、週末に翌週ぶんのセリフを覚えるっていうことを1年近くやるわけでしょう。

 

『オフの時間に体のことを考えて、休んだりケアしたりしている?』って聞いたら、『週末は友達との食事会に行ったりしていますよ』って。その体力と集中力には、年齢は関係なく敬意を抱いていますよ」

 

 デビュー後ほどなく、芸人として人気を得て、現在は俳優、画家、書家としても確固たる地位を築いた鶴太郎。

 

「僕は仕事場に行って自分を表現することがいちばん好きで、それさえあれば生きていける状態にしていたい。『魂の歓喜』を味わいたいんです。だいたい、言い訳めいた愚痴を聞かされるお酒の席が本当に嫌いでね。まず行かない。だから友達いないんですけど(笑)」

(週刊FLASH 2016年6月7日号)

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