エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

はあちゅう&しみけん「家族会議」浮気になる一線はどこ?

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.01.23 11:00FLASH編集部

はあちゅう&しみけん「家族会議」浮気になる一線はどこ?

 

 2018年7月に事実婚を発表し、2019年9月に長男が誕生した、はあちゅうしみけん。活躍する業界もファン層も違う異色夫婦が、「これ、どうする?」「あれ、どう思ってる?」と赤裸々に語り合う本誌連載「家族会議 議事録」の第22回。「浮気の定義」を、夫婦が語り合います。

 

 

 

はあちゅう「今日は、『浮気の定義』について、あらためて話したい」

 

しみけん「僕は、パートナーが『浮気だ』と感じたら浮気。いじめと同じで、『僕、いじめてるつもりはありません』と言っても、本人がいじめられてると感じたら、それは紛れもなくいじめ。パワハラ、モラハラとも同じ」

 

はあちゅう「私の場合、誰と飲みに行くのか聞かれて正直に答えられなかったら、浮気だな。後ろめたい気持ちがある時点でアウト。

 

 ただ、浮気から離婚までは、段階があるよね。肉体関係があるのは、もちろん浮気だとして、肉体関係よりも心の信頼関係のほうが大事だから、心まで相手方にあったら離婚だわ」

 

しみけん「体の一線と心の一線なら、体の一線のほうが先に越えるということか。じゃあ、心の一線を越える瞬間って何?」

 

はあちゅう「向こうの女性に私の愚痴を言ったら、かな。浮気してても、奥さんを褒める人っているじゃない。そのほうがマシ」

 

しみけん「じゃあ、夫が全然後ろめたさなく『セフレとご飯行ってくるわ』って言ってきたら?」

 

はあちゅう「それは浮気じゃなくて、価値観の乖離。別問題だよ。セフレがいても後ろめたくないなんて、考え方が違いすぎる。『ポリアモリー(※1)』同士のカップルが、『ちょっと別の恋人と会ってくるね』は、べつに浮気じゃないし。価値観のレベルで合意が取れてれば、それでいい。

 

 じゃなくて、私が浮気だと思っていない行動を、けんちゃんが浮気だと思ってしまったらどうするかって話」

 

しみけん「それは、浮気だよな(笑)」

 

はあちゅう「そうなると、やっぱりお互いの浮気の定義を、はっきりさせておかないと。またも私の定義だけど、夫が女性とのLINEのトーク履歴を見せられなかったり、コソコソ消してたりしたら、浮気を疑うよ」

 

しみけん「僕はそれ、浮気じゃないな。見せられない事情があるんでしょ。性的なことじゃなくても、あまり奥さんに知られたくない考え方とか」

 

はあちゅう「じゃあ逆に、けんちゃんが『うわ、はあちゅう浮気してんじゃん!』って思うのは、どういう行動?」

 

しみけん「難しいな……。うーん、うーん……(熟考)」

 

はあちゅう「けんちゃんって、私が男性とふたりでご飯に行っても、『信頼してるから行っといで』って感じだよね。誰と行くかも聞いてこないし」

 

しみけん「わかった! 『酒なしの性行為』は浮気だ」

 

はあちゅう「お酒が入ってたらいいの!?」

 

しみけん「酒が入ってて、ぎゃんぎゃんに酔わされたら仕方ない」

 

はあちゅう「それは浮気じゃなくて、普通に事件でしょ……。じゃあ、とりあえずキスは浮気に入んないってこと?」

 

しみけん「キス、うーん、キス……」

 

はあちゅう「私が、知らない男の人と六本木で手をつないで歩いてたら?」

 

しみけん「そりゃ、『なんで?』って聞くよ」

 

はあちゅう「しらばっくれたら?」

 

しみけん「それは浮気だね」

 

はあちゅう「けんちゃんに、『今日は1日地方ロケ』って説明して、じつは男の人とディズニーランド行ってたら?」

 

しみけん「それも浮気だなあ」

 

はあちゅう「ディズニーデートは、罪が重いよね。性欲以外の部分でも、その人を必要になってる。つまり、心の領域まで侵食されてるから。私も、それやられたらショックだなあ。ご飯に何度も一緒に行くとかも嫌」

 

しみけん「しかし、『はあちゅうが何をやったら浮気か』っていう線引き、僕の中で、まだあいまいだな」

 

はあちゅう「私の定義をさらに続けると、けんちゃんが相手の人間的魅力によって性行為をしたら浮気だよ。相手の人が珍しい体質だったりして、『こういう人とエッチしてみたい』って好奇心だったら、まだいい」

 

しみけん「たとえば、鶯谷デッドボール(※2)系女子とか? 歯が生えてる人のほうが珍しい。そういうとこならいい?」

 

はあちゅう「1回きりにして、かつ、行ってきたとは絶対私に言わないで! お墓まで持ってって!」

 

しみけん「わかった。『今日はおばあちゃん抱いてきた』とか言わないよ(笑)」

 

はあちゅう「けんちゃんなら、『どういうものだか体験したくて行ってみた』とか、十分あり得るよね。

 

 私が、仕事で文章を書くために、いろんな本を読むのと同じように、『けんちゃんも、何かに必要な体験だったのかなあ』って考えるだろうな、私。だけど、心を持っていかれてたら許せないね」

 

しみけん「具体的には?」

 

はあちゅう「会った後にアフタートークが入ってたら、もうやだ。ホテルでスパっと別れて、連絡先は交換しないでほしい。LINEで『今日はありがとうね』みたいな、やり取りはダメ。それやっちゃったら、『あなたの心の中で、私とその人は、何%と何%なんですか?』って話し合いになるよ」

 

しみけん「何%なら許せるの?」

 

はあちゅう「1%も許さないよ! 何その1%? なに相手に情を感じちゃってんの? もうそれ、特別な人になっちゃってるじゃん」

 

しみけん「そりゃそうだ。おっしゃるとおりです(笑)」

 

※1ポリアモリー/同時に複数のパートナーと性愛関係を結ぶ志向、もしくはそのような志向を持った人のこと
※2鶯谷デッドボール/「レベルの低さ日本一」とみずから謳う、激安風俗店


はあちゅう
1986年、神奈川県生まれ 慶應大学在学中より、ブロガー活動を開始。会社員経験を経て、2014年、フリーに。1月16日に新著『とらわれずに生きるための幸福論 じゃない、幸せ。』(秀和システム)を発売

 

しみけん
1979年、千葉県生まれ 1998年にAVデビューし、出演本数は約1万本の現役AV男優。最新刊に『しみけん式「超」SEXメソッド』(笠倉出版社)がある

 

取材&構成・稲田豊史

 

(週刊FLASH 2020年2月4日号)

もっと見る

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る

エンタメ・アイドル 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事