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『パパがも一度恋をした』本上まなみと塚地武雅に見どころを聞く

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.31 16:00 最終更新日:2020.02.01 10:29

『パパがも一度恋をした』本上まなみと塚地武雅に見どころを聞く

 

 本上まなみとドランクドラゴン・塚地武雅が、2月1日から放送開始の土曜ドラマ『パパがも一度恋をした』(フジテレビ系)で、2人で1人の人物を演じる「2人1役ダブルヒロイン」に挑戦する。

 

 愛する妻を亡くして3年間引きこもっていた山下吾郎(小澤征悦)の元に、生まれ変わった妻・多恵子(本上まなみ、塚地武雅)がおっさんの姿になって現れ、共同生活を始めるコメディ。

 

 難しい役に挑戦する2人に、これまでの役者人生と、ドラマの見どころを聞いた。

 

 

――デビューのきっかけを教えてください。

塚地武雅(以下・塚)「僕が俳優としてデビューしたのは、『はねるのトびら』(フジテレビ系)という深夜番組がきっかけです。ロバートの秋山竜次と一緒にオタクのコントやっていたんです。それを見たドラマのプロデューサーと監督が、コント役のままで出てほしいとオファーしてくれたんです。

 

 映画は森田芳光監督がドランクドラゴンのネタを見て『間宮兄弟』という作品に呼んでくれました。きっかけはコントなんですよね」

 

本上まなみ(以下・本)「私は18歳、高校3年生のときに初めてドラマに出演しました。何の予備知識もないまま、急に現場に行くように言われまして……なんで私に? っていう戸惑いのなかでの挑戦でした。

 

 当然だけど、できないできないの積み重ねの毎日でした。学園モノだったので出演者の方も同世代ばかりでしたけど、堂々と自分を表現されている方たちが、ただただ眩しく感じた記憶が鮮明に残っています」

 

――これまでで一番大変だった現場は?

塚「ドラマ『裸の大将放浪記』(フジテレビ系)の山下清役です。1月の寒い時期の撮影だったんですけど、衣装が薄いランニングと下駄なのでめちゃめちゃ寒かったんですよ。薄いランニングだからカイロも仕込めないし」

 

本「私は映画『紙屋悦子の青春』という作品に出演したときです。もともと演劇作品で、家庭内だけで話が進むんですけど、九州の方言だったので難しかったです。

 

 13ページくらいあるシーンをワンカットで撮る場面があって。初日にリハーサルをずっとしてたんですけど、監督が『これでは今日は撮れません』と仰って。自分が撮られる域に達してないんだって愕然としました。でも、その初日があったからこそ、自分でも気持ちを深められたのかなぁと」

 

――これまで共演された俳優さんで印象的だった方は?

塚「僕、お笑い芸人ですからコメディとか好きなんですけど、そういう意味ではやっぱり中井貴一さんが面白いなぁって思います。本読みで『間』とかで笑っちゃうので。決して声を強く張ったりするわけじゃないんですけど、抜いた感じの演技とかが面白くて」

 

本「初主演させていただいた映画『群青の羽毛布』で、私の母親役を演じられた藤真利子さん。閉塞感に包まれている家庭の毒母役なんですけど、その怖さとか迫力に圧倒されました。現場では、役の向き合い方など多くのことを教わりましたね」

 

――今回は2人1役ですが、お互いのことはどう思われましたか?

塚「本上さんは人として柔らかいですし、それでいて芯があって。言葉遣いも丁寧だし、素敵な言い回しをされますよね。こうした優しい部分を、それこそ今回の役では似せていきたいです」

 

本「塚地さんは警戒心を抱かせないあたたかさをお持ちでいながら、すごく繊細な部分もあって。多面性がある俳優さんだと思います」

 

――撮影はどんな感じですか?

塚「料理のシーンがあって、包丁の持ち方だけとっても女性と男性って違うんですよね。力が違いますから、女性は刃に近い方を持つんです。僕の場合はもっと刃から離れたところを持ちますね。女性と男性って、こういうふうに細部にわたって違うんだなと」

 

本「そうですね。カバンの持ち方とかなんでもそうですね。仕草とか手の位置とか、そういうのをお互い見ながらやっている感じです」

 

塚「不器用にテニスのラケットを振っている僕の姿がだんだん本上さんになっていく場面があるんです。驚いたんですが、僕がとぼけたときの顔を本上さんがマネしているのを見て、ああ僕はこういう顔をするんだって気づかせていただきました。本上さん、すごくよく見てくださっているなぁって」

 

本「塚地さんの仕草とかしゃべり方とか、ふだんからテレビで拝見していたからかな。まさかこんな設定でご一緒するとは思わなかったですけど。本当に一つのシーンで急に入れ替わったりするので、そこで感情の途切れを作らないようにするわけですけど、拍子抜けするほどまったく問題なく(笑)」

 

塚「本当に小さな仕草が大事ですよね。走るときは手のひらを前に向けて女性っぽく走るとか、気をつけてやっているので、ぜひご覧いただきたいです」

 

本「一話を見終わって、ああちゃんと面白い作品になっていると安心しました。思わず自分で拍手しちゃいました。これからも塚地さんと心をひとつにして頑張ります! 土曜の夜のひととき、楽しんでいただけたら嬉しいです」

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