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松本穂香、撮影でスタッフを大号泣させる「監督も泣いている…」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.02.04 16:00 最終更新日:2020.02.04 16:00
2月3日、都内でおこなわれた映画『酔うと化け物になる父がつらい』完成披露試写会に、女優の松本穂香や、俳優の渋川清彦が出席した。
今作は、実体験をもとに書かれた同名のエッセイが原作。松本演じる田所家の娘サキが、酒に酔って「化け物」になる父(渋川)と、新興宗教にハマる母(ともさかりえ)に悩まされながら、妹(今泉佑唯)の支えでなんとか日々を生きる姿がコメディ調に描かれている。
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松本は、撮影現場での渋川について「ずっと、現場でも実際にお酒を飲んでらっしゃって、リアルに顔がポーッとしていた。だから、私もサキでいられることができた」と語る。
司会から「そういうアプローチだったのか」と聞かれると、渋川は「試してみたいなと。監督に、ちょっと飲みながらやったらどうかなって提案して。セリフが言える範囲で飲んでやってみたんですけど、酔えないです(笑)。やっぱり緊張もするし、セリフ言わなきゃって意識も働くし。俺に勇気があったら、もっとベロベロでできたのかなと思いましたけど……」と悔しがっていた。
現場では、松本の演技がスタッフの涙腺を刺激した瞬間があったという。
片桐監督は「(作品の)一番最後に、松本さんが自分の感情を全部出すくだりがあった。カメラマンがファインダーをのぞいてるんですけど、松本さんが泣く芝居をしているときに、カメラマンの方が揺れ始めて。振り返ったら大号泣してる。『もうダメっすわ』って。『監督も泣いてるじゃないですか』って言われたし、メイクさんもみんな泣いてた。やっぱり人を引き付ける力がある」と語った。
松本はこのエピソードに対し、「ありがとうございます。恥ずかしいですけど」と照れ笑いしていた。
「この作品はアルコールにおぼれてしまうお父さんとその家族を描いたものなんですが、アルコールだけじゃなく、人間関係で悩みを持ってらっしゃる方はすごく多いと思います。この映画が、皆さんの何か一つきっかけになれば嬉しい」と松本は笑顔で話し、会場を後にした。