田代まさしの息子、逮捕当日に呆然「終わりがなくて絶望感」

　2月10日放送の『ストーリーズ 事件の涙』（NHK総合）で、昨年11月、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された田代まさしの息子・田代タツヤが出演して、心境を語った。

　ベーシストとして音楽活動をしているタツヤは、高校生のときに父の最初の逮捕に直面して以来、社会の厳しい目にさらされてきた。

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　母と妹は見放しているが、タツヤは田代との関係を続け、結婚した際は田代にウェルカムボードを描いてもらうなど、親子の関係をつなぎとめるよう奮闘。

　タツヤは父について、忙しい時期でも運動会に参加してくれた思い出などがあり、「世間的にはだめな親だと思うんですけど、いいときの優しい顔も知ってるから。そこがつらいですね」と複雑な心境を吐露した。

「笑いの絶えない家庭だったのであの頃の父にまた戻ってほしい。家族みんながまた笑える日が来るって信じてる」と明かしていた。

　タツヤは、自身の参加するライブにも父を招待。「音楽への憧れや素晴らしさを（田代）本人は教えようと思ったわけではないと思うけど、そういうのを教えられた」と、ラッツ＆スターとして音楽活動をしていた父に感謝を見せる。

　ラッツ＆スター40周年を前に、タツヤは父に直接「40周年をやるという意識で突き抜けてほしい。（ライブをすれば）東京ドームだって埋まるから」とエールを送り、田代もうなずいた。だが、その10日後に薬物で5回目の逮捕に。タツヤは「終わりがなくて絶望感というか……前に進めない感じですね」と嘆いた。

　現在は保釈されている田代。息子のためにも、今度こそ薬物を断ち切ってもらいたい。