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『麒麟がくる』明智光秀役の長谷川博己はいつハゲを見せる?

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.03.15 11:00FLASH編集部

『麒麟がくる』明智光秀役の長谷川博己はいつハゲを見せる?

 

“沢尻エリカショック” による放送開始の遅れはあったものの、NHK大河ドラマ麒麟がくる』が好評だ。一時は落ち込んだ視聴率も、タイムシフトを含めた第6回(2月23日)の総合視聴率は、20.3%(ビデオリサーチ調べ)。同日18時からのBSプレミアムは4.7%で、合わせれば25%ということに。

 

 第7回(3月1日)は、地上波のリアルタイム視聴率だけで15.0%と、前回を1.2ポイント上回った。ググッと回復傾向なのだ。時代劇研究家のペリー荻野氏が分析する。

 

 

「まずは、題材そのものの強さ。主人公の明智光秀をはじめ、誰もが知っているキャラクターが登場し、展開もみんなが知っている。1~2回見逃しても、視聴者が帰ってこられるんですね。

 

 第7回で、ようやく信長が出てきましたが、今後まだ家康や秀吉もいる。有名武将を小出しにする作戦も、ファンが引きつけられます。幅広い年代に受け入れられるキャスティングといい、いい意味で “手堅い” ですよ」

 

 高評価のペリー氏だが、「気になって仕方がないことがある」のだという。それが、「光秀の金柑頭」問題だ。

 

「信長から『金柑頭』というニックネームをつけられるほど、光秀は薄毛だったわけですよね。それを今回の『麒麟』で、どう扱うのか。難しい問題ですよ、これは……」

 

 大河ドラマには、これまで何度も光秀が登場してきた。『国盗り物語』で光秀を演じた近藤正臣、『利家とまつ』での萩原健一などが印象的だが、いずれもツルツル頭ではない。長谷川博己は、つるっぱげになるのだろうか――。

 

 そもそも光秀は、本当にハゲていたのか。歴史作家で『明智光秀と斎藤利三』(宝島社新書)の著者、桐野作人氏に聞いた。

 

「江戸時代に書かれた『稲葉家譜』には、次のようなことが書かれています。

 

『信長は、光秀が法に背いたのを怒って呼びつけると、譴責して自らの手で光秀の頭を二、三度叩いた。光秀は髪が薄かったので、常に付け髪を用いていた。このとき、それを打ち落とされ、光秀は(信長の仕打ちに)深く含むところがあった。(光秀の)謀反の根源はここに起因する』

 

 この書の内容を疑う声もありますが、ルイス・フロイスも折檻を指摘しており、私は、かなり信憑性が高いものだと評価しています」

 

 つまり、「光秀は信長に頭を叩かれ、カツラを落とされたことを恨んで本能寺の変を起こした」ということか。

 

「光秀が薄毛だったのか、付け髪をしていたのか、断言することはできません。しかし、信長による折檻が、本能寺の変の一因となったことは間違いない。

 

 誇り高い武士が人前で折檻を受けるという屈辱。心理的なダメージは、かなり大きかったと思います」(桐野氏)

 

 本能寺の変を起こしたときの光秀の年齢については、諸説あるが、「最近は、67歳であったという説が有力」(桐野氏)だという。当時としては、かなりの高齢で、薄毛だったとしても、なんら不思議はない。

 

 さらに、「クリニカメディカ/髪のクリニックSeed」の吉田靖志院長が、薄毛の原因を解説する。

 

「半分は遺伝的なもの、半分は二次的要因です。つまり生活習慣やストレスによるもの。ストレスにより、交感神経が活性化し、血管が収縮することで血流が減少、髪への栄養が低下して薄毛になります。

 

 また、ホルモンバランスが崩れることで、抜け毛の原因になることもあります」

 

 時代は乱世。ましてや、“魔王” 信長の部下であったことを考えれば、光秀がいかにストレスを抱えていたことか……。

 

「過去の大河ドラマでの光秀や、今回は長谷川博己さんというイケメン俳優が演じていることを考えれば、NHKとしても難しい判断でしょう。

 

 しかし、私は期待したいですね。長谷川さんだったら、『やりましょうか』って言いそうな気がしますけどね(笑)」(ペリー氏)

 

 そこで本誌は、金柑頭の “長谷川光秀” をシミュレーションしてみたが、いかがだろうか? この頭でも、やっぱりイケメンは、イケメンのままである。

 

 4K・8Kの技術を誇る「みなさまのNHK」なら、誰もが唸る “新・光秀” を見せてくれると、期待しております!


(週刊FLASH 2020年3月24日号)

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