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畑中葉子「『カナダからの手紙』デュエットのきっかけは声と背丈」

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2016.11.18 12:00 最終更新日:2016.11.18 15:28

畑中葉子「『カナダからの手紙』デュエットのきっかけは声と背丈」

 

「当時、18歳。『カナダからの手紙』は、私が歌ったからヒットしたのよって思っていました(笑)。デビューしてすぐにヒットしちゃうんだもの。誰でもそうなっちゃうと思いますよ」

 

 畑中さんは、14歳のとき、父の仕事の都合で偶然、平尾昌晃氏が住むマンションに引っ越した。その縁もあり、平尾昌晃音楽学校に通い始めた。

 

「いろんなオーディションを受けていたんですが、すべて落ちていて。平尾先生のデュエットの相手を選ぶオーディションで初めて合格しました。後で聞いた話ですが、私が選ばれたのは『先生と声の相性がいい』『背丈が合う』という理由でした。私は、歌手としてデビューできることが嬉しかった」

 

『カナダ~』は、瞬く間にチャートを席巻。オリコンチャートの1位を獲得し、この年、『紅白歌合戦』に出場した。

 

「私は新人なのに、先生と同じような扱いで、楽屋がほかの新人さんとは別に用意されていたり、プロデューサーが気軽に声をかけてくれたり……。

 

 今思うと、先生が私の壁になってくれていたんですね。一度だけ先生に叱られたことがあります。歌い終えてお辞儀をしたら、『エンディングが終わるまでが歌だということを忘れるな』と。それからは先生の教えを守るようにしました。

 

 私にとって『カナダ~』は、いろんな意味で平尾先生の大きさを知った曲。この看板を誇りに思っています」

 

<平尾昌晃・畑中葉子『カナダからの手紙』>
1978年1月10日発売
作詞:橋本淳 作曲:平尾昌晃
●売上枚数:70.0万枚('78年)
●ザ・ベストテン初登場:'78年2月23日10位
●最高位:5位 
●ランクイン:10週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>

 もともと、ソロ曲として作られた歌をデュエットにしているので、メロディが複雑なんですね。とくに、サビの部分は男性、女性の歌メロがどちらもハーモニーのように聞こえるので、しっかり練習してください。

 

<畑中葉子 Yoko Hatanaka>
 1959年東京都生まれ。57歳。'78年、『カナダからの手紙』でデビュー。シングル4枚、アルバム2枚を発表。'79年に『ロミオ&ジュリエット'79』でソロデビュー。11月12日(土)、岩下
の新生姜ミュージアムライブ(栃木県)。12月14日CD『畑中階段』非常階段×畑中葉子(テイチクエンタテインメントより発売)

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