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『しくじり先生』人気の秘密は「入念な打ち合わせ20時間」

エンタメ 投稿日:2017.06.04 16:00FLASH編集部

『しくじり先生』人気の秘密は「入念な打ち合わせ20時間」

 

 過去の辺見マリの授業を見て「洗脳されたことを話すなんてすごい。俺もお金で大変な目にあったけど、頑張れってみんなに言いたい」と自ら出演に名乗りを上げた元プロ野球選手・新庄剛志(45)。

 

 番組では、資産管理を信頼していた人にまかせていて、番組史上最高額の金銭トラブルに巻き込まれた過去を告白。管理してもらっていたお金の大半を失ったが、気持ちは前向き。教訓は「失ったものは戻らない。気持ちを切り替えてまた稼ごう!」。

 

 昔はハイブランドを身にまとっていた新庄だが、バリ島で暮らす今はスーパーで買ったサングラスや服を自分でアレンジして身につけ、食品も値段を確かめながら購入。充実した節約生活を送っていると話し、大反響を呼んだ。

 

 ――3年めに突入し、毎週日曜夜9時58分に放送時間を変更。装いを新たにした『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。ゲストは年々豪華になり、注目度は高まる一方だ。テレビ朝日の金井大介プロデューサー、北野貴章ディレクターに番組の変化を聞いた。

 

「『しくじり』という言葉が浸透したのは嬉しいです。でも出演オファーは今のほうが苦戦しています。新庄さんなどしくじりの規模の大きい方が出演したことでハードルが上がり、今では20人の候補からやっと一人OKをいただける感じです」(北野D)

 

 デリケートな話題にも踏み込むので、先生に「しくじり」を語ってもらうためには入念な打ち合わせが欠かせない。

 

「打ち合わせは一人の先生につき5回、20時間くらいかけることも。打ち合わせを重ねるうちに、先生につい感情移入してしまいますが、我々スタッフはもう少し意地悪になったほうが先生の捨て身の熱が伝わるかなと思っています」(北野D)

 

「先生に気を遣いすぎるとおもしろくなくなってしまうのですが、北野はいい意味で無神経で、人の心に土足で踏み込むことができる。そこをほかのプロデューサーでフォローし、チームで戦っています」(金井P)

 

 もともと、しくじりの連続だった北野Dが「失敗」をテーマに企画書を書いたことで始まったこの番組。

 

 最近の失敗は?

 

「過去の先生が集結して1位を決める『しくじりアワード2015』というのをやったんです。そしたら社内で『10年くらい続いた番組がやることだ』と言われてしまった。先走りましたね(笑)」(北野D)

 

 時間帯が変わることで番組にも変化がありそうだ。

 

「ゴールデンではできなかった『しくじり』や、しくじりイメージがないけど初出し情報のある先生を出していきたい」(金井P)

 

「過去の先生に密着する企画などもやってみたい。去年はしくじった人がたくさんいるので、その方たちにはぜひ出てほしい。絶対に悪いようにはしません!(笑)」(北野D)

 

(週刊FLASH 2017年5月9日、16日合併号)

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