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藤井聡太六冠の高校同級生「Hi☆Five」野口友輔が語る“赤面事件”「ものまねに照れまくり」「林間学校でビッグな忘れ物」【名人戦スタート】
エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.05 06:00 最終更新日:2023.04.05 06:00
「フジイは、僕らの前では普通の高校生でした。学生服のボタンを1個、外して、暑いときはシャツを腕まくりしていました。放課後に、ケンタッキーで友達とダベっていても、まわりに気づかれることはありませんでしたよ」
4月5日からスタートする名人戦で“七冠獲り”を目指す藤井聡太六冠。そんな将棋界の至宝を「フジイ」と呼ぶのは、東海地区出身のボーイズグループ「Hi☆Five」の野口友輔だ。じつは藤井六冠とは、名古屋大学教育学部附属高校の同級生だった。
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「1学年120人で、3クラスだけだったので、同級生は全員、友達みたいな感覚でした」
2人の最初の出会いは、高校1年のときの体育の授業だった。
「その日は野球で、たまたま僕とフジイが、キャッチボールのペアになって。フジイは将棋で駒を打つように、手首のスナップを効かせたフォームでボールを投げるんです。最初にそれを見たとき、『けっこうやるんじゃね?』と思ったんですけど、ボールはとんでもない方向へ(笑)。でもパワーはあって、ハンドボール投げは両手投げで、遠くまで飛ばすんです。50m走もめっちゃ速いし、自己流で結果を出すところが“天才肌”だなと思いましたね」
このとき知り合ってから、顔を合わせれば、他愛のない話をするようになった。
「将棋のゲームソフトが発売されたとき、フジイがCMに出ていたんですが、そのものまねばっかりしてました。フジイは『野口くん、やめてよ~』って照れるんです」
そんな藤井六冠が、さらに照れる“赤面事件”が、林間学校のときにあった。
「みんな、宿泊用の大きいカートと、持ち運び用のリュックの2つを持って来るんですが、フジイはひとり、リュックしか持たずに集合場所に来たんです。それでどうしたのかと聞かれて、初めてフジイは電車にカートを置き忘れていることに気づいて(笑)。カートを取りに行って、課外学習に遅れて参加していました。忘れ物の仕方もビッグだなと思いましたね」
授業では「骨伝導」について発表するなど、理系の分野に関心を示していた藤井六冠。しかし、高校2年のころから授業を欠席しがちになり、卒業を2カ月後に控えた2021年1月、将棋に専念するために高校を中退した。
一方、5000人を超える応募者から選ばれ、16歳で芸能界デビューした野口は、「フジイ」という存在を発奮材料にしている。
「まったくレベルが違いますよ。僕は高校時代、『JUNON』に載って得意になっていたのに、フジイはそのとき、すでに道徳の教科書に載っていたんですから(笑)。でも、いまはフジイには負けたくないって思います。お仕事を通して実力と自信をつけて、フジイと対談できる日が来るようにがんばります」
野口は在学中、藤井六冠との2ショット写真の撮影を頼まなかった。いつか仕事で共演する日まで、お預けにしているのだ。