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“しくじりディレクター”が人気番組『しくじり先生』を生んだ

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2015.09.09 06:00 最終更新日:2016.02.22 17:59

“しくじりディレクター”が人気番組『しくじり先生』を生んだ

深夜のレギュラーから、半年でゴールデンタイムに進出した人気番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。これまでの視聴率トップ3は、第3位“根気がなくて芸人を辞めちゃった先生”森脇和成、第2位“妹が天才でグレちゃった先生”浅田舞、そして第1位は“世の中なめすぎて逮捕されちゃった先生”堀江貴文の出演回だった。 「僕は入社3年めくらいまで、遅刻や連絡ミスなど、しくじりの連続で怒られてばっかりだったんですよ。それが嫌で、失敗をテーマに企画書を書いてみようと思ったのが、番組が生まれたきっかけです」 こう言うのは、テレビ朝日の北野貴章ディレクター。失敗談を話す番組だけに、出演オファーは9割が断られる。特に番組開始当初は、しくじりの連続だったという。 「『しくじり先生 俺みたいになるな!!』という番組タイトルなので、芸能事務所に電話したら怒られたり、すぐに切られてしまったり。番組タイトルを隠して『失敗しても大丈夫なんだという番組だ』と説明をして、アポを取ることもありました。最近は番組名が少し浸透したようで、電話を切られることはなくなりました」(北野D) デリケートな部分まで先生に話してもらうには、スタッフの熱意がある。 「収録前までに、本人との打ち合わせを1回3時間、最低3回はしています。1回めは仲よくなり、2回めは教科書を作っていく。3回めは内容の確認。信頼関係を築きつつ、台本を作り込んでいきます」(金井大介プロデューサー) 生徒たちには、約束事が。 「生徒さんの台本には初めに『授業前には教科書を絶対にめくらないでください』と書いてあります。生徒さんは誰も先のページを知らないので、リアクションがリアルなんです」(金子P) 今後オファーしてみたい先生は? 「たくさんいますけど、総理大臣経験者にいつか、しくじり学園の教壇に立ってほしいですね(笑)」(北野D) しくじりから生まれた番組には、成功へのいろいろな工夫があったのだ。 (週刊FLASH 2015年9月22日号)

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