「さんまさん、面白かったー。有吉さんにもよくディスられるんだけど、べつにイヤとか思わないし。
逆にウケんだけどー、って感じ」 テンション高くギャル語で話すのは、最近テレビを席巻中のモデル・藤田ニコル(17)。
この4カ月の間に『踊る!さんま御殿!!』、『行列のできる法律相談所』(ともに日本テレビ系)、 『有吉ジャポン』(TBS系)など50本ものテレビ番組に出演。
番組で共演した清原和博に向かって、桑田真澄との「KKコンビ」を「K(黒い)K(ケモノ)」と呼ぶなど、その破天荒かつ、おバカな言動が大ハマリしているのだ。
「新・おバカの女王」、じつは中高生からは「にこるん」の愛称で絶大な支持を受けるカリスマモデル。ファッション誌『Popteen』の人気専属モデルだ。
ニコルという名前からもわかるとおり、父がロシアとポーランドのハーフで、母は日本人のクオーター。ニュージーランドで生まれ、埼玉で育った。
「小さいころは『ニコレット』とか呼ばれていじめられてました。昔は名前が嫌いだったけど、今はフツー。ミドルネームがあるみたいだけど、知らない!お母さんが普通すぎて、お父さんのいいところが残ってない!(笑)」
小学5年生のときに母親が買ってきたファッション誌『ニコラ』のオーディションに、“名前が似ているから”応募。
1度は落選したものの、翌年に1万人以上のなかから選ばれて専属モデルに。事務所にも所属した。
「でも、事務所には人数がチョーいて、ま~、埋もれましたね。『ニコラ』でもネタキャラ扱いされ、バンジージャンプやったりと体張ってました。
とにかくかわいいコが集まっていたので、顔を変えないとトップになれないって思い……ギャルに目覚めたんです」 ’14年に『Popteen』のモデルとなり「本領発揮」(ニコル)。
そして今年テレビに出演、『行列〜』スペシャルでさんまとの掛け合いに注目が集まった。
駆使するギャル語“ニコル語”も人気の秘密。 「YDK(やればできるコ)は、もともと明光義塾のCMで言ってたのを、自分のものにしちゃった(笑)。
とりあえず言葉を略すか、かわいい言葉を足しちゃう。
パンツ食い込んでいるのをPKとかね」 おバカと言われることについては?
「おバカと呼ばれるのも、べつにバカ=ダメだと思ったことないから、逆にいいじゃんって思うけどね。
それに、じつはいろいろ知ってるし。米倉涼子さんが出ている人気ドラマは、『ドクターイエス』!又吉直樹さんが『火花』で取ったのは……又吉賞!」 芸能界のお勉強は少ししましょうね。
(週刊FLASH 2015年9月8日号)