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『ツイン・ピークス』クーパー捜査官が教える珍トリビア

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.11 11:00 最終更新日:2017.08.11 11:00

『ツイン・ピークス』クーパー捜査官が教える珍トリビア

 

「誰がローラ・パーマーを殺したのか?」

 

 アメリカ北西部の田舎町「ツイン・ピークス」で起きた全裸女子高生殺人事件。ビニールで包まれたローラは、「世界一美しい死体」と呼ばれたーー。

 

 その25年後を描いた新作が、放送中だ。本誌は、主演のカイル・マクラクラン(58)に独占インタビューを敢行!

 

ーー新作のオファーは、いつ、誰からどんな形で届いたのでしょうか?
「3、4年前、デヴィッド・リンチ監督から『話がある』と電話がありました。ニューヨークのホテルで待ち合わせすると、コーヒーが用意されていた(笑)。そこで、『ツイン・ピークス』をもう一度やらないか? と訊かれて、僕は(『ツイン・ピークス』から)離れたことはないよ、と快諾したんだ。すでに脚本はできていて、すべて自分で監督すると言っていた」

 

ーーキャスト陣のなかで、あなただけがすべての脚本を読まれたそうですね。
「脚本をスタジオから持ち出してはいけないと言われて、6時間かけて読んだ。かなりの量で圧倒されたよ」

 

ーーセカンドシーズンでは話が迷走した部分がありましたが、新作は大丈夫?
「いい質問だね(笑)。今回は、糸が縦にも横にも張り巡らされていて、すべてが興味深いと思う。たんなるミステリーではないし、すべてがある方向に向かっていく。少しずつテンションが上がっていって、最後は集結する」

 

ーーこのドラマのヒットの要因は?
「ストーリーが予想外の展開をしていくこと。いつも驚きがあって、エキセントリックな人々が出てくる。いままでテレビで見たことのないようなキャラクターがね。視覚的にも、テレビとは思えなかった。音楽も素晴らしかった。そして、“謎解き”だ」

 

ーー頭脳明晰なクーパー捜査官。あなたと共通する人間性はありますか?
「コーヒーが好きなところ(笑)。世の中の見方が違ったり、ユーモアのセンスがエキセントリックだったり、五感に訴える感覚というか。たとえば、木の匂いや香りとか、コーヒーやドーナツなど、小さなことに幸せを見つけていて、とてもシンプルに生きている。テレビや電話も必要なときにあればいい、というような。そのシンプルさは、僕にも共通する部分だね」

 

ーー日本のファンにメッセージを。
「前作の最終話ではかなり謎が残っていた。僕もクーパーがあの後どうなったのか知りたかった。新作で、いくつかの謎の答えがわかるよ」

 

【新作ツインピークスを楽しむためのトリビア】

 

●新作でも脚本はトップシークレット扱い

 

 前作もネタバレ禁止のため規制されたが、今回も同様。ネットで拡散されることを警戒し、出演者にはその日に撮影する自分の台詞だけが書かれた紙のみが渡された。撮影後には回収し、監視下でシュレッダーにかけて処分する徹底ぶり。

 

●新キャストとして、裕木奈江&リンチの息子が出演!

 

 リンチ監督の映画『インランド・エンパイア』 (2006年)に出演していた裕木奈江が、新作にも登場。また、リンチの次男(ライリー・リンチ)がバンドメンバーとして登場する。

 

●カイルがガチでコーヒーを発売

 

「好きなコーヒーはワシントン州ワラワラ市で作られたコーヒー」(カイル)。自身がブレンドした「Brown Bear Me lange」は絶賛発売中。ネットで購入可。

 

●「デイル・クーパー」は、ハイジャック犯の名前が由来

 

 カイルがインタビュー中に教えてくれた珍トリビア。
「クーパーの名前は、D・B・クーパーというハイジャック犯からつけられた。彼は飛行機から(パラシュートで)飛び降りて逃走したけど行方不明になった」

 アメリカでもっとも有名な未解決事件のひとつ。

 

●クーパー捜査官が殺人鬼に!?

 

 2ndシーズン最終話でキラー・ボブに憑依されてしまったクーパー捜査官。
「いろんな分身を演じられるのはおもしろい体験だった」(カイル)
 正義の鑑だったクーパーが悪の限りを尽くす!?
(週刊FLASH 2017年8月8日号)

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