
都内で撮影に臨んでいた今田美桜(写真・吉田豊)
「国民的女優」は、師走も “働いて働いて……” 休みなどなさそうだ。
12月中旬、都内地下鉄の駅に現われたのは、今田美桜。まさか、電車で通勤!?
「いえいえ、新作映画の撮影ですよ。この日はシリアスな場面だったのか、今田さんはどこかうつろな表情を続けていました。歩道を歩いて駅へ入っていくという短いシーンで、20分程度でロケは終了しました。
とはいえ、日中の繁華街ですから、今田さんが人目につけば騒ぎになってしまいます。そのため、十数メートル歩いてはロケバスに戻り、また出てきては戻り……を繰り返す、入念な “隠密” 撮影でした」(映像制作関係者)
今田と言えば、今年はNHK連続テレビ小説『あんぱん』でヒロインを務めた。クリスマスイブには『映画ラストマン -FIRST LOVE-』の公開が、さらに大みそかには『紅白歌合戦』の紅組司会という大役が待ち構えている。来年も主演の配信ドラマが予定されており、まさに売れっ子状態。年末も休むわけにはいかないようだ。
飛躍の1年となった今年を、芸能ジャーナリストの竹下光氏がこう評する。
「朝ドラのヒロインを経て、演技力が飛躍的に向上する女優さんは多い。撮影は長期間に及び、セリフ量も多いですからね。制作費も民放ドラマに比べて潤沢なため、何度も撮り直すことも。しかも、一代記を演じれば、必然的に幼少期から晩年まで幅広い年代を演じ分けなければなりません。自然と演技力も高まるわけです。
今田さんも同様で、朝ドラを経ていまでは “演技派” の仲間入りを果たしたと業界ではもっぱらの評判です。もともとモデル出身の今田さんは、とくに若い女性からの支持が高かった。それが、朝ドラへの出演で、知名度や評価が飛躍的に上がりましたね」
国民的大女優に成長するときは、“いまだ”!
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