
9月28日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、オダギリジョーが語った“朝ドラ”のウラ事情が話題となっている。
この日は、オダギリジョーをはじめ、彼が脚本・監督・出演を務める映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』で共演した深津絵里、そして音楽を担当したEGO-WRAPPIN’の森雅樹という3人でトークが展開していた。話題は、オダギリが深津と初共演した2021年度後期の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の話題へ。
「オダギリさんは同作の制作について、『大阪のチームだったからよかったですよね』と切り出し、深津さんも『そうですね、温かくて……』と共感。するとオダギリさんは『朝ドラって大阪、東京、大阪って作りあうんですよ』と切り出すと、『東京の朝ドラに、めちゃめちゃライバル視してるんですよ。大阪は』と暴露。深津さんも実感していたのか『あれは面白いですよね』と反応。するとオダギリさんはさらに畳みかけ、『そこが可愛くて。たぶん東京は相手にしていない』。
スタジオには笑いが起こり、深津さんは少し驚いた様子で『そうなんですかね』と問いかけていましたが、オダギリさんは『分かんないけど』と前置きしながらも、制作現場で感じた空気感を包み隠さず語っていました」(芸能ジャーナリスト)
この放送の翌日である29日からは大阪制作の新たな朝ドラ『ばけばけ』がスタートするというタイミング。放送直前に暴露された内部事情にX上では、
《大阪制作の朝ドラ始まる直前に好き放題言っててウケる》
《演じている人も感じているのね》
といった反応が相次いだ。さらに
《大阪は、品質バラツキ大きいよね》
《クオリティはブッチギリで大阪だと思うぞ》
など、ファンの間でも議論が巻き起こっている。
芸能プロ関係者は「このライバル関係こそが朝ドラの質を高めてきた原動力です」と語る。
「東京と大阪、それぞれが切磋琢磨して作品を作り上げることで、より良い作品が生まれてきたのです。大阪制作では先の『カムカムエヴリバディ』や『ふたりっ子』『ちりとてちん』『あさが来た』など、人情味あふれる作品が高評価を得てきました。一方、東京制作も社会現象を巻き起こした『あまちゃん』を始め、前作、今田美桜さん主演の『あんぱん』もヒットを飛ばしました」
『あんぱん』は初回から最終回まで全話平均世帯視聴率が16.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)という好成績を叩き出した。前作で歴代最低の13.1%だった『おむすび』を3.0ポイントも上回り、9月26日に放送された最終回では18.1%と作品最高視聴率を記録。東京制作チームの面目躍如といったところだろう。
「続く『ばけばけ』は、小泉セツと八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻をモデルにした大阪制作の意欲作です。好調だった東京制作の『あんぱん』からバトンを受け取った形ですが、オダギリさんが語った『めちゃめちゃライバル視してる』大阪のプライドが、どう作品に表れるのか注目です」(前出・芸能プロ関係者)
同作のヒロインは新進気鋭の女優・髙石あかり。果たして戦いの結末は……。