
映画『宝島』に主演した妻夫木聡
9月28日、妻夫木聡主演、広瀬すず、窪田正孝ら豪華役者が顔をそろえる超大作映画『宝島』が封切からわずか2週めで上映館が激減し、“爆死”の様相を呈していると『週刊女性』が報道した。
「同記事によると、公開2週間で上映数が半減したそうです。9月19日の公開後3日間の興行収入は約1億6000万円で初登場7位とイマイチ。製作費25億円で邦画では規格外の大予算とされていますから、このままでは大赤字が必至です。上映時間191分という長尺も足かせになっているのかもしれません。26日からは大沢たかおさん主演の『沈黙の艦隊』の続編や、阿部寛さん主演の『俺ではない炎上』などの注目作が相次いで公開され、劇場では上映のスケジュールの取り合いになっています。単純に上映時間の長い『宝島』を減らして、他の作品をかける映画館も増えているようですね」(映画ライター)
好調であれば上映回数は増えるものだが、半減となると“大コケ”と言っても過言ではない。
「9月5日に公開され、こちらも“失敗作”と言われている橋本環奈主演の映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』に興行収入の推移が近いとも言われています。また、SNS上での批判的なコメントに対し、監督の大友啓史さんが自ら絡みに行くという行為を繰り返しており、“大人気なさすぎる”という批判がなされる事態にもなっています。作品自体には称賛の声も聞こえますから、水を差すような発言はしないほうがよかったのかもしれません」(前出・映画ライター)
Xでは上映回数減の報道に対し、冷めた声が聞こえる。
《宝島、早く観ないと映画館上映が終わっちゃいそうか?》
《最初から客が入らなかったという実状からすると、やっぱり上映時間の長さで敬遠されたんだと思う》
《宝島ね、初動失敗して、上映減ったら挽回は難しいかもね。話の内容からしても沖縄以外じゃうけなさそうだし》
6月公開の『国宝』も上映時間175分の大作だが、いまだに多く人が足を運んでおり、『宝島』とは対照的な結果となっている。
「『国宝』は邦画の実写映画として歴代記録を破るのではないかと期待されています。こうした“歴史的傑作”と比べるのはさすがに酷ですが、いずれにせよ『宝島』の“失敗”は、上映時間だけが理由ではなさそうです。作品にしっかりとした魅力があれば今後口コミで広がるでしょうし、サブスク配信で再び話題になる可能性もあります」(前出・映画ライター)
ここから息を吹き返せるといいのだが。