
『テレ東音楽祭』2014年から出演してきた国分太一だが、不祥事によりその姿を消した
9月29日、日本テレビが、元TOKIOの国分太一が起こした複数のコンプライアンス上の問題を受けて設置された「日本テレビガバナンス評価委員会」による、最終意見書を受領したと発表した。
国分は問題発覚を受け、レギュラー出演していた『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)を降板。さらに所属していたTOKIOも解散を発表した。現在に至るまで芸能活動を無期限自粛中であり、本人の記者会見などもおこなわれていない。
「報告書は76ページにおよぶものでした。不祥事に対してどのように対応すべきかといった意見が克明に記されている一方で、国分さんのコンプライアンス違反の内容については《到底看過し得ない程度》と断罪しつつも《概要を記載することは相当でないというのが全委員の一致した見解》として、詳細が記されていませんでした」(スポーツ紙記者)
なんとも歯切れの悪い内容に、Xではツッコミの声が相次いでいる。
《結局なにをやらかしたのかさっぱりわからないままなのは「隠蔽体質」じゃないのかよ。「プライバシー保護」を口実に情報隠蔽を正当化してるだけじゃないのかよ?「納得いかない」》
《結局国分太一は何をしたのか》
《日テレのガバナンス体制強化よりも“国分は何をしたのか”に興味がある》
やはり、コンプライアンス違反の詳細が気になるネットユーザーが多いようだ。そこで目立つのが、中居正広の女性トラブルを受け、フジテレビなどが設置した第三者委員会が公表した、調査報告書との差だ。
「フジの報告書も、被害者女性のプライバシーに配慮し、中居さんとの間に起こった具体的なトラブルについては詳述を避けています。しかし、トラブルに至るまでのメッセージのやりとりなどは、詳細に記されていました。もちろんフジテレビの場合は、トラブルを把握してから長い間、適切な対処がなされていなかったなどの面もあり、単純に比較することはできません。ただ日テレの意見書でも、もう少し踏み込んだ説明ができたのではないかという疑念は残ります」(前出・スポーツ紙記者)
芸能ジャーナリストは、国分について、中居より復帰は難しいと指摘する。
「女性とのトラブルを把握したうえで、それでも中居さんに表舞台に立ってほしいと考えるファンはいます。一方で国分さんの場合は、何があったのかもわからず、ファンにも判断できない状態が続いています」
日テレにとっては、これで一件落着ということなのだろうか。