
なえなの(本人のインスタグラムより)
2026年1月9日公開予定の新作映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』の追加キャストが9月29日に情報解禁され、インフルエンサーでタレントの、なえなのがチビ太を演じることが分かった。
「映画のオフィシャルXアカウントではビジュアルも公開されており、なえなのさんはスキンヘッドのかつらをかぶり、首から黄色いタオルをかけ、おでんの皿を手にする様子が確認できます。チビ太は小さな男の子のキャラクターで、おでんが大好物でおなじみです」(スポーツ紙記者)
だが、Xではキャスティングへの違和感を指摘する声も並ぶ。
《なえなのちゃんがチビ太やるの!?》
《チビ太がなえなの・・・男じゃダメだったのか? なんで、なえなの?》
こうした声が聞かれる理由をエンタメ系ライターが語る。
「『おそ松さん』は2008年に亡くなった漫画家・赤塚不二夫さんの作品をもとにしたテレビアニメ作品として2015年にスタートし、現在は4期が放送されている人気シリーズです。原作では少年だった6つ子の兄弟が、定職につかないまま20代となり、生きる姿がコミカルに描かれています。原作はもとより『おそ松さん』シリーズそのものにもファンが多いため、違和感を示す声があがったようです」
もともとアニメ作品の実写化は、不評である例が多い。『おそ松さん』は2022年にも実写化がなされているが、このときは9人組グループのSnow Manが出演し話題になるも、内容に関しては手厳しい声も少なくない。
「『おそ松さん』はドタバタな世界が描かれるので、そもそも実写化が難しいのはたしかです。今回もAぇ! groupと関西ジュニアの西村拓哉さんと、STARTO ENTERTAINMENTのタレントが並ぶキャスティングです。今回、なえなのさんが起用されたのは、アイドルファン向けの内容にならないための“アクセント”として用意された可能性があります」(同前)
こうした話題先行型のキャスティングは、アニメ作品の実写化同様、批判や疑問を集める場合が少なくない。
「とくに『おそ松さん』には熱心なファンがついています。著名人をキャスティングするよりも、ファンをうならせる凝った作りや、マニアックな内容を突き詰めていったほうが、実写化作品として高い評価を得られるようにも思えます」(同前)
なえなのには、前評判を覆すような演技を期待したいところだ。