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『Nスタ』“フキハラ” 特集に視聴者呆れ…貧乏ゆすりも眉間にシワも「ハラスメントに該当」の違和感

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記事投稿日:2025.10.01 16:15 最終更新日:2025.10.01 18:24
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
『Nスタ』“フキハラ” 特集に視聴者呆れ…貧乏ゆすりも眉間にシワも「ハラスメントに該当」の違和感

『Nスタ』MCを務める出水麻衣アナ

 

 ため息や舌打ちが “ハラスメント” に——。『Nスタ』(TBS系)が取り上げた「不機嫌ハラスメント」略して “フキハラ” が、SNS上で話題となっている。

 

「9月30日の放送では、この “フキハラ” について、CMをはさんで約8分にわたって特集されました。イライラして周囲を不快にさせる『ため息』『舌打ち』といった言動が、精神的ストレスを与えるハラスメントとみなされているという内容でした」(テレビ誌ライター)

 

 オンエアされた内容は、まず街頭インタビューで「ため息ついちゃうことはある」といった声や、逆に「不機嫌な態度の上司の機嫌を伺ってしまう」という意見を紹介。

 

「さらに、『日本ハラスメントリスク管理協会』という団体の代表理事のインタビューもありました。それによると、『別に』『好きにすれば』といった突き放すような返答も、不機嫌ととらえられると解説していました」(同)

 

 スタジオでは、山形純菜アナが「パソコンのエンターキーを強打する」「そっけない返事」「眉間にシワ」といった行為もフキハラに当たると説明。さらにコメンテーターの大学教授は、「指をテーブルで叩いたり、貧乏ゆすりは完全にハラスメント」と断言していた。

 

「番組ではさらに掘り下げて、フキハラを放置した場合の深刻な影響として、“家庭” と “職場” の2パターンを紹介。“家庭” では余計なことを言わなくなることで会話がなくなり、家でリラックスできなくなった結果、離婚につながるケースもあるとしました。

 

 一方、“職場” では、同じようなフキハラ連鎖で社内の雰囲気が悪化することで忖度が多くなり、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が滞った結果、不正が横行して会社の存続危機にまで発展すると警鐘を鳴らしていました」(同)

 

 新しいハラスメント概念の提示に対し、X上の反応は懐疑的だ。

 

《何でもかんでもハラスメントになったら生きてるのがしんどくなる人増えそう》

 

《また新しいハラスメントをマスコミが作り出して世の中を生きにくくする》

 

《ハラまみれな昨今に辟易》

 

 など、メディアが取り上げることで、かえって生きづらくさせているのではないかとの声が多いようだ。

 

「セクハラやパワハラ、あるいは客から従業員への迷惑行為を指すカスタマーハラスメントなどは、被害者の人権を侵害する重大な問題であるとして、徐々に社会に浸透しつつあります。そういう意味で、“被害” に名前をつけるのは大切なことでしょう。

 

 とはいえ、今回の “フキハラ” は『不機嫌』という言葉ですみますし、行きすぎた “フキハラ” は、当然パワハラの一種と言えるでしょう。わざわざ新しいハラスメントとして認知する必要があるのか、疑問に感じた人も多いようです。

 

 最近はエアハラ(エアコン設定温度をめぐるハラスメント)、カラハラ(カラオケを強要するハラスメント)など、なんでもかんでも “ハラスメント” をつけています。こうした言葉の使い方のせいで、ハラスメントという言葉の意味合いがあまりにも軽くなってしまう問題もあるでしょう」(同)

 

 誰だって、機嫌の悪い日ぐらいあるものだが——。

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