
引退を発表した中居正広
中居正広の「女性トラブル」が取りざたされて約10カ月が経った。復帰の可能性も浮上しているが、暗雲が垂れ込めているようだ。
中居は2024年12月の「NEWSポストセブン」と「文春オンライン」で元フジテレビの女性アナウンサーに対する性的トラブルを報じられ、2025年1月23日に芸能界を引退。表舞台から姿を消したが、今、復帰の可能性が取りざたされている。
「9月の『WEB女性自身』によれば、中居さんはYouTubeでファンに向けた動画配信を考えているそうで、仕事仲間に配信用台本の下書きを依頼したというのです。ただ、中居さんが起こしたトラブルは、3月にフジテレビなどが設置した第三者委員会の調査報告書で『性暴力』と認定されたため、復帰は簡単ではないでしょう」(スポーツ紙記者)
中居の「YouTube復帰」報道に関して、Xでは
《復帰せず頑張って下さい》
《会見もなく勝手に芸能界引退でいなくなってるのも自分の判断だし自己中心的なんだろうな》
など、冷ややかな声があがっている。トラブルについていまだ詳しい説明がなされていないことに、多くの人が納得していないようだ。
「報道を受けて、中居さんは年明け後もテレビに出られない状況が続きました。1月9日には、中居さんの個人事務所のホームページでトラブルについて認めつつも、《示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》と記載した声明が出されました。ただ、この一文に対して、SNSでは『認識が甘い』という指摘が続出。その後も、記者会見など自ら説明する場を設けないまま引退したため、不信感は消えていません」(芸能記者)
5月から、中居が代理人弁護士を通じて、第三者委員会の性暴力認定に対して証拠開示などを求める文書を複数回発表してきた。ただ、ここでも対応が裏目に出てしまった。
「5月30日に中居さん側が証拠開示を求める文書を発表した際、《両者には複数回の会食の機会があり、中居氏と彼女は家族やプライベートの出来事に関して様々なやりとりもあり、メールで「勇気づけられた」等のお礼をもらうような関係でもありました》と記載していました。しかし、このように被害女性から“お礼”を言われるほどの関係であったというような主張に対し、二次加害につながる恐れがあると批判されました」(同前)
悪手により波紋を広げた中居だが、そんな彼の“応援団”の存在も注目された。
「元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏と社会学者の古市憲寿氏は、テレビやSNSで第三者委員会の調査報告書の問題点を指摘していました。2人の言動から中居さん寄りの印象を受ける人も多く、“応援団”と見る向きもあったのです。とくに、古市さんは6月に自身のXで、被害女性の代理人弁護士に8ページにわたる『確認文書』を送付したことを明かし、話題になりました。しかし、トラブル発覚から約10カ月が経ち、2人とも中居さんに言及しなくなりました。周囲にサポートする人物がいなくなれば、中居さんが芸能界に復帰するハードルは高くなると思われます」(同前)
かつてSMAPとして、バラエティ番組のMCとして、人気を博してきた中居。再び公の場に姿を現す日は来るのだろうか……。