
10月ドラマの撮影をする草彅剛
暑さが続く8月上旬、東京都葛飾区内の公園で、長袖を着て必死の形相で走っていたのは元SMAPの草彅剛だ。
「草彅さんは、誰かの名前を叫びながら探していました。公園内を移動しながら撮影をしていたようですが、この日は気温が上がったので、かなり暑かったでしょう。カットがかかった後も必死な表情のままでした」(居合わせた通行人)
デニムのジャケットを羽織った秋らしい服装のとおり、草彅は秋ドラマ撮影の真っ最中だった。
「10月から放送されるドラマ『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』(フジテレビ系)の撮影です。
草彅さんは妻を亡くし、シングルファザーとして、小学1年生の息子を育てる遺品整理人を演じています。遺品整理を通して、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマです。
草彅さんは2年半ぶりとなる民放連続ドラマ出演で、制作はカンテレです。同局は、草彅さんとタッグを組んで何本も話題作を生み出しています。2年半前に主演を演じた『罠の戦争』もそうでした。今作で9度めの主演連ドラは、カンテレ最多記録です」(芸能ジャーナリスト)
局側同様、草彅の事務所サイドも気合いが入っているという。
「ドラマは6月上旬に都内でクランクインしたのですが、草彅さんが所属する『新しい地図』の社長・飯島三智さんがクランクイン日にあいさつに来ていました。
飯島さんはSMAPの元チーフマネージャーで、彼らの育ての親。2016年にSMAPは解散し、草彅さん、香取慎吾さん、稲垣吾郎さんは飯島さんの設立した会社に合流しました。
彼女はディオールのバッグ片手に超高級車からさっそうと登場し、現場にはいつも以上に緊張感が漂っていました。局のプロデューサーが数人で対応しましたが、わざわざ現場に来るほどですから、相当な気合いの入れようだなと感じました。
一方の草彅さんは、体力が削られる夏場の撮影で、元気を出してほしいと現場に高級弁当を差し入れしてくれました。草彅さんは『罠の戦争』の撮影の際に、人気ビストロ『BISTRO J_O』の弁当を大量に差し入れしてくれたことで、スタッフの間では名をはせています。“太っ腹座長”のおかげで、元気の出る現場になっています」(テレビ局関係者)
事務所総出で応援する10月ドラマが楽しみだ。