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よゐこ・濱口優が明かした松竹芸能“脱退”真相「岡村隆史から『吉本来るか?』と」有野晋哉との“不仲説も”語った!

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記事投稿日:2025.10.04 14:30 最終更新日:2025.10.04 17:38
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
よゐこ・濱口優が明かした松竹芸能“脱退”真相「岡村隆史から『吉本来るか?』と」有野晋哉との“不仲説も”語った!

フリーになった心境を語る濱口優

 

 濱口優は、芸歴35年のベテラン芸人である。1990年に同級生の有野晋哉とコンビ「よゐこ」を結成。1990年代には『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系、以下『めちゃイケ』)や『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系)で活躍し、2000年代には『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)の無人島0円生活で大ブレイク。2018年には、タレントの南明奈と結婚し、現在は3歳の長男を育てる1児の父親でもある。

 

 そんな濱口が、2024年末に突然、所属していた松竹芸能を退所した。

 

「“脱竹”ですよね、みなみかわが言うところの」と笑う濱口だが、よゐことしては現在も松竹芸能所属。単独でフリーになるきっかけはあったのか。

 

「何年か前から、自由にやりたいなという気持ちはあったんです。でも、フリーでやるには相当がんばらなあかんですし……。でも、ひとりで動くにはやっぱりフリーのほうが動きやすいんですよ。いま、力を入れているバンド活動も、マネージャーさんは来ないことのほうが多かったですし(笑)。いざ独立するとなったときは、まわりもびっくりしてましたね。しかも突然やったんで。各マネージャーや、先輩、後輩にはLINEで連絡は送らせてもらったんですよ。でもね、本当に事務所とはけんか別れとかじゃないんです」

 

 9月10日に放送された『有吉の壁』(日本テレビ系)では、マヂカルラブリーの野田クリスタルと組んでコントを披露。そのネタは、野田がスポーツジムの鬼コーチ、濱口が客を演じ、ランニングマシンでのトレーニング中にツッコミを入れるというもの。野田が「なんで松竹やめたんだ!」と詰め寄り、「言った、言わないでちょっと上司と揉めました!」と返し、視聴者をザワつかせた。

 

「あの場で『円満です』って言ってもアレなんで……。揉めたというか、後輩に対する方向性の違いや、意見の食い違いみたいなものはありましたけど、具体的な話はこっちが一方的に言うことになっちゃうんで……。でも本当に揉めたわけじゃないんですよ。話し合って、ちゃんと円満に“濱口がそういう気持ちなら”ということでフリーになった感じです。よゐこの活動も継続するわけですし、濱口自身の活動も応援するからとは言ってもらいましたね」

 

 晴れやかに笑いながら、フリーの“居心地”のよさを語り始めた。

 

「正直、仕事、めっちゃ楽しいですね。やりがいがあるというか。独立した芸能界の先輩のみなさんに『どんな感じですか?』って聞くと、『仕事のひとつひとつが明確に見えるし、まわりに感謝する』って言ってたんですよね。はぁ〜と思ってたんですけど、まさにそれですね。

 

 いままで、事務所に仕事を取ってきてもらってたことに、感謝してないってことじゃないですよ。ですけど、オファーを直接もらったとき、その喜びたるや(笑)。本当に、この番組が俺のことを必要としてくれてるんやっていう喜びが、直に伝わるというか。収録中も終わってからも、『よろしくお願いします、また、呼んでください!』みたいな気持ちが、いままでも思ってましたけど、心の底から思えます」

 

 フリーの自由さ、楽しさとともに、これまで事務所がやっていてくれていた雑事、細かい作業への感謝をあらためて思い知ったという。

 

「いまは、僕の弟がやっている不動産会社の事務担当だった人が、物件の貸し出し、売り出しもやりながら、僕の“貸し出し、売り出し”もやってくれてるんです(笑)。芸能界は未経験で、2025年から僕の窓口をやってくれているんですけど、優秀で助かっているんですよ。僕は請求書の送り方もわからないし、書いたこともない。事務所の印鑑がいるって言われても“社判”って言葉も知らないですし。スタッフがオファーの取捨選択もしてくれていて、僕に伝えなきゃいけないことはちゃんと伝えてくれるんです。ほかにもメイクさんやスタイリストさんへの連絡も、いまは何も言わなくてもやってくれますね。優秀なマネージャーとなりつつあります。いなくなられたらたいへんなんで、弟に『頼むな』って言ってます」

 

『有吉の壁』では、“脱竹”の件と相方・有野との不仲説をイジられることになったが、コンビ仲は良好だという。

 

「仲、いいですねえ。同級生ですし、昔から一緒なので。事務所をやめるわって伝えたときも、もちろん2人で話はしました。『俺はよゐこは続けたいねんけど、それでもいいのかな』って相談したら『おう、やろうよ、もちろん』って感じでしたね。でも、どんな形になるんやろって有野が言うんで、『いや、KinKi Kidsさんも事務所違うけどやってはるから、ああいう感じでええんちゃうの?』ってまじめに言ったんです、僕は。そんとき有野は『こいつ、何をKinKi Kidsと比べてんねん』って思っていたらしいですが(笑)」

 

 よゐこの2人がブレイクしたきっかけは、やはり『めちゃイケ』だが、『めちゃイケ』メンバーには松竹芸能退所を伝えたのか。

 

「事前に伝えたりはなかったんですけど、ニュースになってから連絡をもらいましたね。意外やったのは、岡村(隆史)からLINEが来て。そんときは『よしもと来るか?』って書いてきました。何か返さなあかんと思って『ええの?』って返信したら『銀シャリの後輩になるけど大丈夫?』って返ってきました。『ちょっとだけ考えさしてくれ』って返して、それで止まってますね。あとは、武田(真治)くんがすごく心配してくれて……。『バンドのライブを観に行っていいですか』って連絡をくれて。で、実際に来て、松竹の後輩たちと楽しくイベントしてるのを見て『安心しました』って帰っていきました。

 

 加藤(浩次)さんにはしばらくしてから連絡したんですよ。『知ってると思いますけど、いまフリーになって、責任は感じますけど楽しくお仕事させてもらってます。また、どっかで番組、呼んでください』ってLINEを送ったら『楽しいがいちばんだぞ。それがいちばんいいよ、この年になったんだから、楽しく仕事しろ』みたいな感じでした。すごく“兄貴”でしたね(笑)」

 

 いまでも『めちゃイケ』メンバーとの絆は深い様子だ。50歳を過ぎて、濱口も新たな人生への意識は強いという。

 

「フリーになって、家族と過ごす時間は増えましたしね。息子は3歳ですからね。本当にかわいいですから。50歳で子どもを授かり、フリーにもなったことで仕事の配分や時間の使い方を自分で決められる。これが20代、30代の若いころなら、子どもと過ごす時間なんてぜんぜん取れなかったと思うんです。『めちゃイケ』に『黄金伝説』、ロケも入れば家にも帰れない。1カ月帰れない、とかもザラでしたから。でも、その大事な仕事を、子どもと過ごすからとおろそかにはできなかったと思うんですよ。そう考えると、50歳のいまだからよかったのかなと。神さまがくれた大切な時間なのかなと思えるんですよね。でもね、たまに感じるんですよ。息子が3歳の50代って、これ、孫だよなって(笑)。四苦八苦、必死で生きてる感じなんですけど、客観的に見たら好きなことばっかやって楽しんで生きてるなって思われるでしょうね。でも、50代でしんどい顔してるより、楽しそうなほうがいいじゃないですか」

 

 全力で人生を楽しむから、幸せがある。

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