
沢口靖子
10月6日、新月9ドラマ『絶対零度』(フジテレビ系)の放送が開始された。今作は女優・沢口靖子が主演を務め、同日は第一話がオンエアとなったのだが、ドラマへの違和感が話題を集めている。
「本作は、人気シリーズ『絶対零度』の最新作となっています。今作は、高度な情報技術を悪用し、国民の生命と財産を脅かす『情報犯罪』の犯人たちを追う捜査機関『情報犯罪特命対策室』が舞台となり、物語が繰り広げられます。第一話では、情報犯罪特命対策室・通称DICTが“情報”を悪用した強盗事件に立ち向かう様が描かれていました」(テレビ局関係者)
劇中では、沢口演じる二宮奈美が事件解決のために走り回り、奮闘する様子が映っていた。そんな物語に、面白いという声が集まる一方、X上ではこんな声も聞かれたのだ。
《沢口靖子の演技が気になって話が入ってこない、科捜研すぎる》
《絶対零度見てるんだか、科捜研の女見てるんだかわからなくなる》
《沢口靖子が出てる時点で科捜研の女なのよ 俺が知ってる絶対零度の要素ほぼない》
テレビ朝日で放送されていたサスペンスドラマシリーズ『科捜研の女』に長年主演を務めてきた沢口。今回新たな作品で主演を務めたものの、そのこびりついたイメージが離れないと戸惑う視聴者が続出したのだ。
「『科捜研の女』シリーズは、1999年から放送が開始され、2024年で放送25周年を迎えました。沢口さんは放送開始から主演を務め、京都府警科学捜査研究所、通称“科捜研”の法医研究員・榊マリコ役を演じてきました。四半世紀に渡り演じてきただけあり、世間には沢口さんといえば“科捜研”というイメージが根強く残っているのでしょう」(前出・テレビ局関係者)
そんな人気シリーズも、2024年夏に放送されたSeason24を最後に、連続ドラマとしては事実上の打ち切り状態だ。そんな中新たな新天地として迎えた月9ドラマの主演の座。過去のイメージを払拭していけるのだろうか。
「『絶対零度』シリーズも、上戸彩さん主演のシーズン1とシーズン2、沢村一樹さん主演のシーズン3とシーズン4がすでに放送され、今回で5作めとなります。人気の高いシリーズですが、科捜研と同じ刑事ドラマという環境には、沢口さんの経験値が生かされ、躍動感も期待できるでしょう。彼女の経歴が、逆に“安心感”を持って視聴できるよさに繋がっていくのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)
シリーズの人気ともに、沢口の新たな魅力が出てくることにも期待したい。