
新生timelesz(写真・菊池風磨のInstagramより)
年末が近づくにつれ、恒例の『NHK紅白歌合戦』への出場アーティスト予想がにぎわい始めている。そんな中、8人組アイドルグループ・timeleszが“出場確実” と言われはじめ、ファンの間では歓喜の声があがっている一方で、“皮肉”交じりの喜びの声もあるという。
実際、X上では
《嬉しすぎる!!タム以外でカウコンやろ》
《いまNHKから向かってますが許されるのは嵐だけ》
《これでシャッフルの生贄枠なし》
といった声がある。いったいどういうことなのか。
「timeleszが『紅白』に出場する場合、タイムスケジュール的に同日に行われる事務所の年越しイベント『カウントダウンコンサート(通称:カウコン)』への出演は難しくなります。つまり、紅白出演が決まればカウコンから外れるため、“カウコンには出てほしくない層”のファンが逆に喜んでいるという状況ですね」(芸能ジャーナリスト)
STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)は、1997年から恒例行事として所属アーティストが集結する『カウコン』を開催してきた。他グループの楽曲を歌唱したり、メンバーをシャッフルして名曲を披露するなど、ファンにとっては年越しの風物詩として定着している。
「2023年から2024年にかけておこなわれたライブが事実上“最後のカウコン”とされています。ジャニー喜多川氏の性加害問題を経て、事務所の在り方が問われる中、年末行事の見直しが続いているんです。それでも“再開を望む声”は根強く、紅白との両立を願うファンも多いのは確かです」(前出・芸能ジャーナリスト)
一方、timeleszはNetflixで配信されたオーディション番組『timelesz project AUDITION』(通称:タイプロ)を経て、新メンバー5名を迎え入れた。
「俳優として活動していた原嘉孝さんと寺西拓人さんは比較的スムーズに受け入れられましたが、8月に行われたライブ『We’re timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 〜FAM〜』の中で、寺西さんがライブ中に“外野”という表現を使ったために、ファンの一部に嫌悪感を抱かれてしまっているようです。そして、一般公募から選ばれた篠塚大輝さん、猪俣周杜さん、橋本将生さんの3人については、長年のファンから『一般人に見える』『アイドル感が足りない』との声も出ています。認めてもらうのには時間がかかるでしょう」(スポーツ紙記者)
続けて語る。
「旧Sexy Zone時代からのファンは“ステージ経験や育成過程を共有してきた存在”としてメンバーを見てきました。そのため、外部から加入した新メンバーを“同列”に感じづらい状況にあります。再出発の象徴である紅白への出場が“歓迎”と“孤立”の両面を露呈する舞台になりそうです」(前出・スポーツ紙記者)
とはいえ紅白が飛躍の舞台になる可能性もあるわけだが……。