
佐藤隆太
10月7日にスタートした秋の新ドラマ『新東京水上警察』(フジテレビ系)。SNSを見ると、《なかなか面白かった》《毎週リアタイしよう》など高評価の意見が目立っている。
「ドラマは吉川英梨氏の同名小説が原作になっていて、日本で『水上警察』をテーマにした連続ドラマが放映されたのは初めてだということです。
主人公は佐藤隆太さんが演じる東京水上警察署の刑事・碇拓真です。熱血漢で、加藤シゲアキさんが演じる相棒の刑事・日下部峻とたびたび衝突しながらも水上犯罪の解決に挑みます。
これまでの『刑事ドラマ』ではほとんどなかった『水上での格闘』や、カーチェイスならぬ『ボートチェイス』の迫力も見逃せません。共演者には山下美月さん、椎名桔平さん、山口沙也加さんらが名前を連ねます」(芸能記者)
今後の展開がじつに楽しみな作品だが、佐藤の水上を舞台にした激アツ演技に、2004年に映画化され、その後はフジテレビで続編の連続ドラマが放送された『海猿(うみざる)』を思い出すファンも多いようだ。
『海猿』で、佐藤は主人公の海上保安官(伊藤英明)に憧れて潜水士になる “ちょっとチャラ男” を演じていた。そのため、『新東京水上警察』のキャステイングが発表されると、Xには
《佐藤隆太が海上保安庁から警察に転職した》
《佐藤隆太って海猿も出てたからか、こういう系のドラマ似合う》
など期待するポストが続々と寄せられていた。
その一方で、「『海猿』の続編はもう見られないのか」と嘆きの声も。
「原作者の佐藤秀峰氏と映像制作サイドの間で揉めたのです。佐藤氏は、2024年2月2日、メディアプラットフォーム『note』に、2023年10月に放送された『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さんが亡くなったことを受けて、自身のトラブルについて告白しています。
それによると、出版社との間に『著作権管理委託契約』を締結しており、そこには《都度都度、漫画家に報告し許諾を取ること》と書かれていたものの、どうやらこれが履行されなかったようです。
そして《作品が自分の手から奪われていく感覚がありました。「漫画と映像は全くの別物である」と考えました。そうしないと心が壊れてしまいます》ともつづっています。
その後もテレビ局のアポ無し取材、関連書籍の無断出版などがあり、「もう無理だな」と思った佐藤氏は契約更新を拒否したとのことです」(前出・芸能記者)
『新東京水上警察』の放映にあたり、Xには
《海猿が水上警察になった》
《海猿、色々あって流せないもんね》
などのポストも寄せられていた。
名作ドラマが見られないのはなんとも残念だが、『新東京水上警察』が新たな「水上ドラマ」の傑作になるような展開を期待したい。