
武田鉄矢
武田鉄矢が、10月7日放送の『サン!シャイン』(フジテレビ系)で、視聴者を困惑させる “比喩表現” をして話題となっている。
「この日は、沖縄・南城市の古謝景春市長の職員へのセクハラ問題が紹介されました。市長に対する不信任決議は3度提出されるも否決されてきましたが、市長が職員に対して、“セクハラ行為” の口止めを迫ったともとれる音声データが決定的となり、9月、4度めにして、初めて可決されたのです。
辞職か議会の解散か、市長の判断が待たれるなか、議長は辞職はせず、解散という道を選択。市議たちは抗議声明を発表しています」(芸能ジャーナリスト、以下同)
2006年に合併した南城市。その初代市長となった古謝市長はワンマンながら、政治手腕に長けているとの評価を得ていたという。これを受けて、MCの谷原章介が「これだけ長期政権になるということは、仕事ができることは間違いないと思います」と認めつつ、「でも、だからといってああいうハラスメントを許していいのかというところですよね、武田さん?」と話を振ったのだが――。
「この問題について、武田さんは『あのー、ちょっと、とんでもない話になっちゃうかもしれないけど』と切り出すと、『昔、駄菓子屋さんが2軒あって、片方の駄菓子屋さんは必ず、ちゃんとつかむやつで紙袋に入れてくれた。トングみたいなもので』と話し始めたのです。スタジオはシーンと静まり返っていましたが、武田さんの熱弁は続きました」
武田は、「もう一軒の駄菓子屋については、手づかみで入れてくれた」と語ったうえで、「世間には、商いをする商品を、清潔にどう保つかということが、とても重要な職業であって、政治というのはまさしく、トングで駄菓子を紙袋に入れてお客に入れて渡すという職業じゃないかなぁ、と思うんだよね」と、しみじみ話していた。
谷原章介はなぜか理解したようで、「確かに潔白が大事ですよね」と納得すると、武田は「そうなんですよね」とうなずき、「そのあたりはやっぱり、市の方、全員に考えていただかないと。そうしないとやっぱり、このテの市の問題、なくなりませんねぇ、ホントに」と苦言を呈していた。
だが、盛り上がる2人をよそに、先月29日からキャスターに就任した佐々木恭子アナは、困惑した表情で受け流していた。
市長のセクハラ問題や政治を論じるのに駄菓子屋、しかも商品をトングでつかむかどうかという難解すぎる “たとえ話” にXユーザーも困惑。
《武田鉄矢はもうずっとお休みでいいよ》
《さっぱり意味がわからない》
とあきれた反応が多数投稿された。芸能プロ関係者は「武田さんの、たとえグセがまた出ましたね」と語る。
「今年4月の同番組では、夫と一緒のお墓に入りたくないという視聴者の悩みを受けた際、お墓をなぜか “古墳” にたとえ、『前方後円墳! 前方後円墳!』とハイテンションで連呼。
また5月放送では、夫婦のあり方が議題にあがった際、ヒトの寿命の長さをほかの生き物と比べつつ、『あなたがもし鮭だったら? あなた、ふるさとの川に精子をバラまいて、あなたはもう、とっくに死んでいます、50年前に』と話していました。いずれにせよ、なかなか理解しづらいたとえ話ですよね」
たびたび発言が物議を醸す武田。最近はおとなしくなり、“置物化” していると報じられたこともあったが、まだまだ武田節は健在のようだ。それが吉とでるのかどうか……。