
Koki,
9月29日、モデルで女優のKoki,が、イタリアの下着ブランド「Intimissimi(インティミッシミ)」のローカルアンバサダーに就任し、大きな注目を集めた。一方で、女優業では“路線変更”の気配が漂っているようだ。
発端となったのは、10月7日の「ピンズバNEWS」の報道。
「これまで、海外映画を中心に活動してきたKoki,さんですが、日本での活動にシフトしようとしていると伝えられました。すでに、アニメ化もされた人気漫画の映像作品でヒロイン役に内定しているとされています」(スポーツ紙記者)
言わずと知られた木村拓哉と工藤静香の次女であるKoki,は、2022年のホラー映画『牛首村』で映画初出演にして、初主演を務めた。その後は、2024年にアイスランドで公開された映画『TOUCH/タッチ』や2025年2月に英国で公開された映画『Tornado』など、海外で活動してきたが、最近は変化も見られている。
「2025年3月と5月の主演映画『女神降臨』シリーズの告知も兼ねて、国内のバラエティ番組に出演しました。『しゃべくり007』や『世界の果てまでイッテQ!』、『ぐるぐるナインティナイン』など、映画の製作にかかわった日本テレビ系の人気バラエティを総なめする勢いでした。Koki,さんは臭いことで有名なフルーツを食べたり、“キムタクものまね”を披露したりするなど、気取らない姿が視聴者からも好評でした。こうした反応もあり、娘のプロデューサーとされる静香さんも、国内に目を向け始めたのかもしれません」(芸能記者)
Koki,は現在、22歳。今後、日本のドラマや映画への出演が増えるか気になるところだが、懸念されることもある。
「Koki,さんと同年代には、“ライバル”といえる女優の名が多数、あがります。2025年前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で、ヒロインの妹役を好演した原菜乃華さん、放送中の連続テレビ小説『ばけばけ』でヒロインを務める髙石あかりさんなどが、朝ドラ女優として知名度を広げています。また、桜田ひよりさんや畑芽育さんは、連続ドラマや映画で引っ張りだこ状態です。Koki,さんが“国内女優”に転身すれば、そうした女優としのぎを削っていかなければなりません」(同前)
女優デビュー作の『牛首村』以降、スターダムを駆け上がってきたように見えるKoki,。これまでの経歴から父親と同じ道をたどりつつあるようだ。
「木村さんもいまやドラマ、映画は主演での起用が定番です。しかし、1990年代前半は主役以外での役が多く、出世作となった1993年の『あすなろ白書』(フジテレビ系)でも、主演の石田ひかりさん、筒井道隆さんに続き、3番手での起用でした。いわば下積み期間を経て、平成に社会現象を巻き起こすほどの主演俳優になったのです。
一方で、Koki,さんは日本で公開された『女神降臨』は公開初週にランキングのトップ10から外れ、興行収入は伸び悩みました。キャリアの浅いままの“主演ラッシュ”となった初動を、懸念する向きも少なくないのです」(同前)
2018年に芸能界に足を踏み入れて7年、Koki,は父を超える逸材になれるか──。