
タレントのユージ(写真・本人Instagramより)
10月6日に放送された『ゴゴスマ-GO GO!Smile!-』(TBS系)での、タレント・ユージの発言がSNSで批判を集めている。
6日の放送では冒頭から自民党総裁選の結果について、出演者の大久保佳代子らが意見をかわした。番組開始から9分ほど経ったころ、MCの石井亮次から話を振られたユージは、熱弁をふるった。
「ユージさんは『経験を積んでっていうより、総理、総裁になって経験を積むっていうのも、いまの自民党ならありなんじゃないかな』と語り、自民党を変革していくというなら、経験を積んで総裁になるより、まず総理になったほうが経験を積めるのではないか、と持論を展開しました」(芸能記者)
Xを見る限り、この意見に賛同できる人は少なかったようだ。投稿には
《何言ってんだこいつは…経験不足で自らが政策を述べられないような総理大臣じゃ国がぶっ壊れるから民意は高市氏を求めたのが分からんのか…》
というポストは、400万回表示、8.2万のいいねを集め、一気にユージの意見への反対意見が増加した。
《ひでぇなそれ。2軍で全く芽が出ない選手に監督やらせる様なもんだぞ》
《じゃあ私も経験積むからこのユージって人をクビにして私をそのポジションに入れてもらっていいですか?
経験なくてもいいってことだもんね》
《ユージ!!ちゃんと勉強せーよ。経験積むって職人育てるわけちゃうぞ!!その間に自分らの生活やら命かかってんねんで?》
経験のために国家のトップに就く、という発想に、厳しい意見が殺到してしまった形だ。
「ユージさんは1987年にアメリカのフロリダ州マイアミで生まれ、5歳のときに両親の離婚で日本に帰国し、東京の東村山で育っています。父方の曾祖父はドミニカ共和国元大統領のアントニオ・グスマンですから、政治に縁がないわけではありません。10代のころはいじめを受け、非行に走った時期もあったそうです。2002年にモデルとしてデビューし、その後は映画やドラマにも出演。近年はバラエティ番組を中心に活躍しています」(前出・芸能記者)
『ゴゴスマ』のコメンテーターとしては2014年から出演しているため、もう10年選手。2024年2月には自身がメインパーソナリティを務めるラジオ番組『ONE MORNING』(TOKYO FM)で、“ネット炎上”について、情報社会学を専門とする大学教授とトークを繰り広げたこともあり、炎上に詳しいはずだが……。
「芸能人やYouTuberの炎上について、ユージさんは『同じ人間ですので、我慢しろ! っていうのはおかしな話です』と、『有名だから仕方ない』という考えは違うと熱弁しました。『僕も車を買っただけで、どこからそのお金が出てきたんだ、お前ごときがそんな車に乗って、など、いろいろ言われたことがありますから。好きなもの買わせてくれ! って思います』などと語っていました。今回の発言も、我慢できずに出てしまったものかもしれません」(前出・芸能記者)
コメンテーターとして経験を積んできたはずだが、視聴者の賛同は得られなかったようだ。